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【闘病】脳梗塞で突然の半身麻痺になるも、苦境を乗り越えられたワケ(2/2ページ)

 更新日:2025/11/26
~実録・闘病体験記~「脳梗塞で突然障害者になったけど、決して不幸ではありません」

後遺症があっても「精一杯生きる選択」

後遺症があっても「精一杯生きる選択」

編集部編集部

もし昔の自分に声をかけられたら、どんな助言をしますか?

金子さん金子さん

「健康過信は危険です。いざという時に頼れる主治医を作っておきましょう。運動、食事、睡眠はもちろん、ストレスをためない生活を送ってね」と言いたいですね。

編集部編集部

医療従事者に望むことはありますか?

金子さん金子さん

病気になった人はショックを受けています。その人にとっては初めてのことなので、まずは気持ちに寄り添っていただきたいです。その人の今迄の人生に目を向け、敬意を持って接して欲しいです。脳梗塞の後遺症がある場合でも、入院は長くても半年。退院してからが本当のリハビリのスタートです。その人が退院後の生活に困らないように、的確なリハビリプランをお願いします。向き合ってくだされば、必ず気持ちは伝わります。

編集部編集部

最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。

金子さん金子さん

私は突然障がい者になりましたが、今も決して不幸ではありません。人生の幅が広がりました。空を見上げ、花を愛でる時間もできました。でも、病気にならなかったら、別の人生があったなと思います。みなさんには自分の身体に向き合い、いつでも精一杯生きる選択をして欲しいと思います。

編集部まとめ

脳梗塞はある日突然起こります。日頃から規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動を心がけることが予防になります。喫煙や飲酒は脳梗塞を引き起こす要因となります。血縁内で脳梗塞がある人は、よりいっそうの注意が必要です。そして、FASTを頭の片隅に置き、もし疑わしい症状がある場合にはすぐに病院を受診しましょう。脳梗塞の治療は早ければ早いほど効果が期待できます。

この記事の監修医師