【闘病】生まれた翌月に手術。心臓病と共に生まれた赤ちゃん《ファロー四徴症》(2/2ページ)

健康な赤ちゃんを産めるのは当たり前ではない

編集部
息子さんの現在の体調や生活などの様子について教えてください。
豊島さん
息子は現在も入院していますが、頑張って生きています。術後の感染症、右心不全などで治療中ではあるものの、離乳食も始まり、少しずつですが、回復してくれているみたいです。
編集部
病気の子を持つ母として、もし昔の自分に声をかけられたら、どんな助言をしますか?
豊島さん
医療従事者の方々には感謝の言葉しかないぐらいに、よくしてもらえたので、あなたはマイナスな要素ばかり探すのではなくて、いいところを探しなさいと声をかけたいですね。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
豊島さん
現在、コロナ禍で大変な世の中になり、たくさんの方々が苦しい状況で戦っていると思います。私は息子の出産で、健康な赤ちゃんを産めること、一緒に生活できることが、当たり前のようで当たり前ではないということに、気付かされました。この子がファロー四徴症でなければ、今頃普通に子育てをして、子どもの毎日の成長を楽しみにすごしていたでしょう。現在は成長を楽しむことよりも、今日も生きていてくれてありがとうという感謝の日々を送っています。「命があってこそだ」と息子を産んでからよく思います。
編集部まとめ
ファロー四徴症は一定の確率で起きる病気なので、誰にでも起きる可能性があります。生きていくためには手術が必要ですが、豊島さんの息子さんのように手術後にも感染や右心不全などの症状が起きることもあります。まだ生まれて間もないのに、手術や治療を頑張っている豊島さんの息子さんのことを思うと、胸がいっぱいになります。豊島さんと息子さんから、生きることは当たり前ではなく、感謝すべきことだと教えていただきました。





