【闘病】子育てと乳がん治療に入院。「ママが入院するということ」(2/2ページ)

闘い抜いた先には、必ず素敵な未来が待っている

編集部
現在の体調や生活などの様子について教えてください。
Sanaさん
ホルモン治療の副作用で、めまいと動悸が常にあります。夏頃から仕事に復帰しましたが、非常に疲れやすく家事が終わると早々に横になる事が多いです。身体はキツいですが、毎日前向きに幸せに過ごしています。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
Sanaさん
感謝しかありません。私の通っている病院はコロナ患者受け入れ病院でした。入院した時期はまさにコロナ禍でコロナ患者が多数いたため、小児科病棟へ入院したくらいです。そんな大変な中でも、どなたもとても親切にしてくださり、感謝してもしきれません。また、乳がんと診断されたとき、娘にどのように伝えるかという悩みにも、病院のケースワーカーさんにアドバイスをいただくことができました。
編集部
同年代の女性やママさんに、何かあればお願いします。
Sanaさん
セルフチェックをこまめにする事をオススメします。「自分は大丈夫」とは決して思わずに!
編集部
では最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
Sanaさん
私は、病気になったからこそ日々のありがたみを感じることができました。また、改めて私には娘が必要で、人生の全てなのだと再認識もできました。辛くしんどい思いをしたからこそ、誰かの悲しみを以前よりはるかに理解出来る心が持てたようにも感じますし、優しくなれた気もします。病気にならないに越したことは無いですが、なっても決して不幸な訳ではなく、闘い抜いた先には必ず素敵な未来が待っていると信じて、日々奮闘しています。
編集部まとめ
母としての強さと娘さんへの愛情を強く感じました。乳がんを知らない女性はいないと思いますが、「自分にも起こりうる」と意識している人は多くないと思います。Sanaさんの「”自分は大丈夫”とは決して思わずに!」という言葉の通り、セルフチェックや乳がん健診などで自身の状態を定期的にチェックし、早期発見に繋げていきましょう。