~新型コロナ闘病体験記~「いつもの風邪と変わらない」からこそ拡散させてしまう可能性(2/2ページ)

【コロナ闘病記・ふり返り】外出を抑制し、かつ手洗いとマスクをしていたのに

編集部
あえてコロナ感染の可能性として考えるとしたら?
こぶたちゃんさん
あくまで私の推測ですが、当時不織布マスクで肌が荒れたので、布マスクを使用していました。これが原因なのかもしれません。ほかには手洗いなどを見直すことくらいでしょうか。症状が出る前から複数の人と会話する機会や人混みに入ることもなく過ごしていましたし、周囲に感染者もおらず、どこで感染したのか全く分からないのです。ですから、手洗いや手指消毒が甘かったのかな、としか考えつきません。
編集部
現在の体調や生活などの様子について教えてください。
こぶたちゃんさん
感染前と変わらない生活をしています。自宅療養期間後は少し咳が残っていたり、鼻づまりがあったりしました。そのため味覚・嗅覚が鈍くなったと感じたのですが、1か月経ったころには元の体調に戻りました。幸運なことに一切後遺症もありません。仕事は今も在宅勤務ですが、必要な時だけ出社しています。必要以上に外出することもありません。健康で過ごせるように食事や運動を意識するようになりました。
編集部
コロナウイルスにまだ感染していない人に一言お願いします。
こぶたちゃんさん
私のように知らないうちに感染者になることがあり得ます。自分なりに感染対策をしていたつもりですし、感染リスクが高い場所に出歩くこともありませんでした。ここまで警戒しても感染したので、自分もいつか感染者になるかもしれないと意識してほしいですね。これなら知らぬ間に拡散してしまっている人がいても不思議ではないと思います。
編集部
医療関係者に伝えたいことはありますか?
こぶたちゃんさん
かかりつけ病院があって良かったと思っています。また先生は私の病気癖も理解していましたので、先回りで適切な対処をしていただきました。先生には本当に感謝しています。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
こぶたちゃんさん
耳の痛みがなければ、ただの風邪と思って病院を受診しなかったと思います。当初、コロナ感染による味覚異常が報道されていましたが、私のように最初から味覚異常もなく、熱もなく、息苦しさもない場合があります。少しでも体調がおかしいと思った時には新型コロナウイルスの感染を疑うことも大事だと思います。今回の経験が誰かの役に立てば幸いです。
編集部まとめ
今回の例は軽症ですみましたが、若年者の重症化率が増加しています。また、治療薬は開発中の段階であり、いまだにコロナ感染者への偏見を見聞きします。誰でもどこでもかかる可能性があると認識してマスクと手洗いを励行していきましょう。




