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【新型コロナウイルス】3回目のワクチン接種「2回目からの間隔を原則8カ月以上で」

 更新日:2023/03/27

12月1日から始まる予定の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、厚生労働省は自治体を対象にした説明会で、2回目の接種からの間隔を原則8カ月以上とするよう求めました。このニュースについて工藤医師に伺いました。

工藤 孝文 医師

監修医師
工藤 孝文(医師)

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みやま市工藤内科 院長・糖尿病内科医・漢方医・統合医療医。福岡大学医学部を卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在は、福岡県みやま市の工藤内科にて、糖尿病内科・ダイエット外来・漢方治療を専門に、地域診療を行っている。NHK「ガッテン!」「あさイチ」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビ出演多数。著書は50冊以上におよび、Amazonベストセラー多数。YouTube「工藤孝文のかかりつけ医チャンネル」が現在人気を集めている。 
日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本東洋医学会・日本抗加齢医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会、日本甲状腺学会・日本遠隔医療学会・小児慢性疾病指定医。

自治体への説明会の内容とは?

説明会の内容について詳しく教えてください。

工藤 孝文 医師工藤先生

厚生労働省による説明会が11月17日にオンラインで開かれ、全国の自治体のワクチン接種担当者が参加しました。

12月1日から始まる予定の3回目接種について、2回目接種から原則8カ月以上経った医療従事者などを対象とするよう自治体に対して話があったそうです。そのうえで、「もし地域でクラスターが発生するといった感染再拡大の事態に陥った場合、2回目の接種からの間隔を6カ月以上に短くできるものの、自治体だけで判断すべきではなく国に相談することが必要」と説明しました。

接種間隔を巡る経緯とは?

2回目と3回目の接種間隔を巡る経緯について教えてください。

工藤 孝文 医師工藤先生

2021年9月に厚生労働省は、接種の間隔をおおむね8カ月以上とする方針を示していました。ところが、ファイザー製ワクチンの感染予防効果が、2回目の接種から半年後までに半減したという海外のデータが報告され、11月11日に国内でも接種からの間隔を少なくとも6カ月とすることを条件にファイザー製ワクチンの3回目接種への使用が承認されました。

その後、11月15日に厚生労働省の専門家による分科会でも「地域の感染状況などを踏まえて、自治体の判断で8カ月より前に3回目の接種を行う場合は6カ月以上の間隔を空ける」とする案が了承されています。

しかし、11月16日になって厚生労働省は「6カ月はクラスターの発生など非常に特殊な状況の場合だ」としたうえで「地域の判断で自由に接種を前倒しすることを認めるものではない」として国に事前相談することを前提としているとしました。

今後接種間隔が短くなる可能性は?

今後、ワクチン接種の間隔が短くなる可能性はあるのでしょうか?

工藤 孝文 医師工藤先生

ワクチン接種の間隔が短くなる可能性はあると考えられます。

ただし、ワクチンの供給量や打ち手の不足、接種記録に関するシステムの改修など様々な問題を解決してからの議論になるのではないでしょうか。

3回目の接種に関しての十分な知見が集積され、8カ月以上空ける場合よりも6カ月で接種すると有効性が高いといった情報が出てくれば、国はより早い時期に接種間隔を短縮すると考えられます。

まとめ

今回の自治体への説明会で、厚生労働省からワクチン接種の間隔が原則8カ月以上と、これまでと同様の接種間隔を求めたことがわかりました。ただし、どういう場合に接種間隔を6カ月とするのかについては明確な回答がなかったので、今後の新たに出される情報にも注目していきたいところです。

この記事の監修医師