小児歯科から小児矯正まで。歯が生える前から相談できる歯科クリニック【兵庫県明石市 たか歯科クリニック】


子どもの歯は「生え替わるから大丈夫」と思われがちだが、実際には小さい頃からの予防や通院習慣が、その後の口内の健康に大きく関わってくる。明石市大久保町の「たか歯科クリニック」では、小児歯科から小児矯正に対応し、親御さんもお子さんも安心して通える環境づくりを大切にしている。今回は子どもの歯科受診のタイミングやご家庭でのケア、小児矯正の考え方について、同クリニックの山下貴之院長に話を伺った。
山下 貴之(やました たかゆき)
たか歯科クリニック 院長
歯科医師。2013年徳島大学歯学部歯学科卒業。徳島大学病院の臨床研修プログラム複合型で研修医として勤務。2014年より医療法人社団ふじひら歯科医院で勤務して研鑽を積む。2022年5月、たか歯科クリニックを開院。患者さん一人ひとりに合った治療を心がけ、生涯にわたり予防のために通えるクリニックづくりに努めている。日本顎咬合学会認定医。日本口腔インプラント学会、日本包括歯科臨床学会所属。
目次 -INDEX-
- 全部屋個室で家族が通いやすく、子どものためのキッズスペースも
- 貴クリニックでは、親子で安心して通えるようにどのような工夫をされていますか?
- 来院するお子さんの年齢層を教えてください。また、最近のお子さんのお口の中で気になる傾向などはありますか?
- 親御さんの食生活や歯に対する意識は、お子さんのお口の環境にも影響するのでしょうか?
- 子どもは歯医者さんに「怖い」「痛い」というイメージを抱きがちです。貴クリニックではどのように不安をやわらげ、通いやすくする工夫をされていますか?
- 子どもの歯は、どのくらいの時期から歯科クリニックで診てもらうのが望ましいでしょうか? 特に注意したい時期があれば教えてください
- 乳歯はいずれ生え替わるから、少しむし歯になっても大丈夫と考える方もいるかもしれません。乳歯のむし歯を放置すると、どのような影響が考えられますか?
- 子どもに多いお口のトラブルにはどのようなものがありますか? むし歯や歯肉炎、歯並びも含めて教えてください
- 毎日の悪習癖を見直す歯並びの予防と、必要に応じた矯正治療
- 口内の状態に合わせた装置で無理なく続けられることを大切に
全部屋個室で家族が通いやすく、子どものためのキッズスペースも
貴クリニックでは、親子で安心して通えるようにどのような工夫をされていますか?
親御さんが治療を受けるすぐ横で、お子さんがアニメを見たり、おもちゃで遊んだりしながら過ごせるキッズスペースを設けています。院内はユニバーサルデザインで、ベビーカーのままでも入りやすい環境です。お父さんの治療に一緒に来られるお子さんもいますし、そうした時間を通して歯医者に自然と慣れていけることも大切にしています。

来院するお子さんの年齢層を教えてください。また、最近のお子さんのお口の中で気になる傾向などはありますか?
年齢層は幅広く、妊娠中から通われていたお母さんが、出産後に歯が生え始めた頃のお子さんを連れて来られることもあります。最も多いのは小学生で、最近はむし歯治療よりも健診や予防、歯並びの相談で来院されるケースが増えています。
親御さんの食生活や歯に対する意識は、お子さんのお口の環境にも影響するのでしょうか?
たとえば、甘いものをよく食べるご家庭ではお子さんも同じような食生活になりやすく、やわらかい子どもの歯はむし歯のリスクも高くなります。
特に兄弟姉妹がいるご家庭では、上のお子さんが食べているものを下のお子さんが早い時期から口にすることもあり、それがむし歯につながる場合もあります。
子どもは歯医者さんに「怖い」「痛い」というイメージを抱きがちです。貴クリニックではどのように不安をやわらげ、通いやすくする工夫をされていますか?
いきなり診療台に座るのが難しいお子さんには、お母さんの膝の上で診たり、まずは寝転んでお口を見せてもらったりしながら、そのお子さんのペースに合わせて少しずつ慣れてもらいます。
シールやおもちゃ、カプセルトイを用意するなど、楽しく通える工夫も取り入れています。
子どもの歯は、どのくらいの時期から歯科クリニックで診てもらうのが望ましいでしょうか? 特に注意したい時期があれば教えてください
歯が生え始めた頃から来ていただいても大丈夫ですし、痛みやむし歯がなければ乳歯が生えそろった頃からでも間に合います。気になることがあれば、時期を問わず一度来院していただければと思います。
乳歯はいずれ生え替わるから、少しむし歯になっても大丈夫と考える方もいるかもしれません。乳歯のむし歯を放置すると、どのような影響が考えられますか?
もしむし歯ができても、きちんと治療し、食習慣や歯磨き習慣を整えていけば、それだけで将来に悪影響が出るわけではありません。問題は、むし歯になりやすい習慣が続くことです。乳歯の時期に改善できないと、永久歯が生えたあともむし歯になりやすくなる可能性があります。

子どもに多いお口のトラブルにはどのようなものがありますか? むし歯や歯肉炎、歯並びも含めて教えてください
多いのは、むし歯や歯肉炎、歯並びの問題です。歯肉炎は、大人の歯が生え始める時期に起こりやすく、磨き残しによって歯ぐきが赤く腫れることがあります。歯並びも、小さい頃から診ることで早めに対応しやすくなります。
毎日の悪習癖を見直す歯並びの予防と、必要に応じた矯正治療

お子さんの歯がどのようなときに矯正を考えたらよいですか?
受け口や出っ歯、前歯のガタつきがある場合はもちろん、咬み合わせが深く下の前歯が見えにくいお子さんも相談の対象になります。こうした不正咬合は将来的に顎へ負担がかかることがあるため、子どものうちに整えていくことが大切です。
小児歯科では、初診からどのような流れで診療を進めているのでしょうか?
来院のきっかけは、痛みや学校健診での指摘、むし歯予防、歯並びの相談などさまざまです。初診では、まずカウンセリングルームで親御さんからお話を伺い、予防やフッ素の効果、飲食習慣などについてご説明します。その後、診療室でお口の中を確認し、必要に応じて治療やフッ素塗布を行います。
ご家庭で子どもの歯を守るために、親御さんが意識しておきたいことは何になりますか?仕上げ磨き、飲食回数、フッ素の使い方、おやつの摂り方なども含めてお願いします
大切なのは、だらだら食べを避け、飲食の回数を決めることです。
おやつは時間を決めて取り、フッ素入りの歯磨き粉も使っていただきたいですね。
仕上げ磨きは小学校低学年のうちは毎日行い、4年生以降も回数を減らしながら確認を続けていただくと安心です。歯を見るときは、床に寝てもらい、親御さんの膝元で見ると確認しやすいと思います。
小児矯正を行うことで、将来的にどんなことが期待できますか?
歯並びが整うと磨きやすくなり、むし歯のリスクを抑えやすくなります。また、顎の成長を促せることも小児矯正の大きな特徴です。
将来、大人になってから矯正が必要になった場合も、子どものうちに整えておくことで、抜歯を避けやすくなり、治療期間の短縮にもつながると考えられます。
小児矯正は何歳くらいから始めることができますか? また、始める時期はどのように判断されますか?
始める年齢は歯並びの状態によって異なり、受け口なら4~5歳頃から、前歯の重なりなら小学校1年生頃から検討します。
小児矯正は成長期を生かせるのが特徴で、小学校1~2年生頃までに一度お口の中を確認することをおすすめしています。治療は、顎の骨格を整える1期治療と、永久歯が生えそろってから歯の位置を整える2期治療に分かれます。

口内の状態に合わせた装置で無理なく続けられることを大切に

矯正方法のバリエーションについて、それぞれの特徴や選び方を教えてください
小児矯正では、取り外し式と固定式の装置を使い分けています。取り外し式のタイプの中でもオーダーメイドで作る床装置といわれるものと既製タイプの機能的矯正装置があります。主にはしっかり診断してそれぞれのお子さんのお口に合ったオーダーメイドの装置を作るのですが、まだ装置を作るのが難しい年齢やお口のベロの位置などのトレーニングが必要な子などは既製の機能的矯正装置を選ぶ場合もあります。固定式の装置であるリンガルアーチなども診断の上、必要に応じて選択します。どの装置に関しても、子どもの頃は歯が生えるスペースを確保することを目標に顎の成長を促していくことが多いです。それぞれにメリットはあり、取り外し式は外せるため歯磨きがしやすく、固定式のタイプは24時間力がかかるので矯正の力が持続的にかかり矯正がスムーズに進みやすいです。それぞれの特徴をうまく生かしてお口の状態に合わせて選択させていただきます。
小さなお子さんの場合、痛みや違和感、装置への抵抗感が心配です。治療を無理なく続けてもらうためにどんな配慮をしていますか?
装置が当たって痛いことはたまにありますが、調整すれば治ることがほとんどです。最初は少し違和感があっても、お子さんは順応が早いので、比較的すぐ慣れてくれることが多いですね。
治療期間はどれくらいが目安でしょうか?また、子どものうちに始めることは、大人になってからの矯正にどう影響しますか?
1年ほどで終わるお子さんもいれば、3年くらいかかる場合もあります。小児矯正は成長期に進めることが多く、当院では12歳臼歯が生えそろう頃までをひとつの目安にしています。
子どものうちに始めることで、大人になってからの矯正が進めやすくなったり、抜歯を避けやすくなったりする可能性もあります。
小児矯正を進めるうえで、ご家庭ではどのような点に気をつけるとよいでしょうか? 治療後の後戻り予防や定期健診など、アフターケアについても教えてください
取り外し式の装置を使用する場合は、きちんと装着できているかを親御さんにも確認していただくことが大切です。矯正後は、後戻りを防ぐために就寝時のマウスピースをお願いすることもあり、その後も定期健診で経過を見ていきます。むし歯のリスクが高いお子さんは、受診間隔を調整することもあります。

貴クリニックの小児矯正治療の料金を教えてください
小児矯正の費用はすべて税込みで330,000円、調整料は3,300円です。調整料は、来院された月にいただいています。
最後に、これからお子さんの小児歯科や小児矯正を考えている親御さんへ、メッセージをお願いします
少しでも気になることがあれば、迷わず一度来ていただければと思います。むし歯だけでなく、歯並びについても、今始めた方がよいのか、もう少し様子を見てもよいのかを丁寧にお伝えします。むし歯や歯並びだけでなく、お口の中をトータルで見させていただきます。また子どもの頃だけでなく、成長して大人になるまでずっと診させていただくことができるクリニックですので、小さい頃から通っていただき一緒に健やかなお口の成長に携わらせていただけたらと思います。なんでもお気軽に相談していただけたらうれしいですね。
編集部まとめ
子どもの歯科治療というと、不安や苦手意識を想像する人が多いかもしれません。しかし山下先生のお話からは、無理をさせず、一人ひとりのペースに合わせて少しずつ慣れてもらうことを大切にしている姿勢が伝わってきました。親子で通いやすい環境に加え、予防や小児矯正を通して将来のお口の健康まで見据えている点も心強く、歯や歯並びのことで迷ったとき、気軽に足を運びやすい歯科クリニックだと感じました。

医院名
たか歯科クリニック
診療内容
小児歯科 予防治療 矯正歯科 など
所在地
兵庫県明石市大久保町大久保町592-4
みなとテラス大久保2階3号室
アクセス
JR神戸線「大久保」駅より徒歩16分
JR神戸線「西明石」駅より徒歩18分
神姫バス「森田」バス停留所より徒歩1分
Tacoバス「マルアイ前」バス停留所より徒歩1分



