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西洋医学や漢方など多彩な治療法を駆使する全人治療のクリニック【東京都小平市 宮村内科クリニック】

 更新日:2023/03/27

西洋医学や漢方など多彩な治療法を駆使する全人治療のクリニック
西洋医学や漢方など多彩な治療法を駆使する全人治療のクリニック

宮村内科クリニックは、東京都小平市の多摩湖線一ツ橋学園駅から歩いてすぐという立地。ビル3階の1フロア全部を占めるスペースには、胃や大腸の内視鏡検査をはじめ各部の詳細な診断が行える各種検査機器が並ぶ。そしてその診断をもとに、西洋医学ベースの治療法のみならず漢方などの東洋医学、また院長が取得している各種治療法を徹底的に駆使! 「全人的な医療」で可能な限り患者さんに寄り添うのがポリシーという。その全人的な医療とは何なのか、宮村院長にクリニックの詳細について話を伺った。

Doctor’s Profile
宮村正廣(みやむら まさひろ)
宮村内科クリニック 院長

富山薬科医科大学医学部卒業。平成元年に宮村クリニックを開院。難病指定医、日本中医学学会認定医副会長(学会発表多数)、小平南高校校医、生命保険各社診査医など多方面で活動。所属学会は日本内科学会、日本消化器内視鏡学会、日本循環器学会、日本臨床内科医会。内科医ではあるが、西洋医学と漢方、鍼灸など多岐にわたる治療法を駆使し、悩める多くの人の治療にあたっている。

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体の各部はつながっている。だから幅広い診療科で全体を診る

貴院では内科に加え、ずいぶん幅広い診療科を掲げていらっしゃいます。その意図についてお聞かせください

開院当時は内科だけでしたが、患者さんの診療をトータルに行いたいという私自身の希望があったので、循環器・消化器・呼吸器・生活習慣病などの「総合内科」のほか、各種の痛みを扱う「整形外科」、耳・鼻・のどの「耳鼻咽喉科」、認知症・頭痛・めまいなどに関する「脳神経内科」、さらに「皮膚科」や「心療内科」といったジャンルにまで徐々に幅を広げていきました。
これは、私が診療のモットーとしている「全人的な医療」を実施するためです。実際、病気や不調はピンポイントに起こるばかりではなく、いろいろなことがつながっていたり、影響し合ったりするのが人間の体というものです。それらをさまざまな視点からトータルに診ることで、症状の改善を目指すというのが当院のスタンスです。

体の各部はつながっている。だから幅広い診療科で全体を診る

そうした幅広い診療科で患者さんを診ることで、何がわかるのでしょうか? また、体の中では何がどのように関係し合っているのでしょうか?

人間の体や症状には不思議なところがあって、たとえば、頭痛がするからといって脳を調べても異常はなかったりします。
実は、生活上の習慣などから足首に問題が起きて、そこからのゆがみが背骨や脛骨、神経へと伝わり、最終的に脳の三叉神経を圧迫して痛みとして頭痛が発症するというケースもあります。このような場合、脳のCTを撮ったとしても原因はわからないでしょう。
自分では気がつかなくても、こういうことは全身のパーツで起こり得る可能性があり、その人の体の弱いところにSOS信号として発症することが多々あるものです。全人的な視野で患者さんを診れば、こうした症状と原因を見抜き、治療へと結びつけられるのです。

体の各部はつながっている。だから幅広い診療科で全体を診る

ひとつのクリニックであれこれ診ていただけるのは、患者さんにとってうれしいことには違いありません。でも、先生のようなドクターはかなりめずらしいのではないでしょうか?

医者には二通りのタイプがあります。ひとつはどんな科でも狭い分野で専門性を追求して診療や研究を行う人。もうひとつはいくつもの科をカバーし、広域の視点から診療を行う人。私はどちらかというと、何でも診たい後者のタイプなんです。
個人病院ですが、ここまで診療科を広げたことで多くの疾患を治療し、患者さんに喜ばれている度合いも増えています。診療だけでなく、私はもともと全身をカバーする漢方や鍼(はり)も治療に取り入れているので、それも全身を診るという要因となっています。

新しい検査機器による検査と診断。幅広い選択肢からより良い治療を提供

新しい検査機器による検査と診断。幅広い選択肢からより良い治療を提供

西洋医学と東洋医学の漢方を併用されているとうかがいました。それぞれどういったところが優れていますか?

当クリニックの大きな特徴として、診断は「西洋医学」で、治療は「漢方などを含めた総合治療」で、という方針があります。
まず、診断においては西洋医学がベースになっている各種の機器で詳しく検査を行い、疾患についての診断を下します。当クリニックでは、超音波検査機器や内視鏡検査機器をはじめ、個人医院としては多くの各種検査機器を取り揃えているので、その検査の結果から適切な診断を導き出すことが可能になっていると思います。
一方、治療においては、西洋医学と漢方・鍼(はり)など西洋医学以外の治療法を適切に用いるという方法を取っています。たとえば、高血圧など生活習慣病の治療には、西洋医学の薬の投薬が効果的です。しかし、漢方でも即効性のある治療法はちゃんとあり、目指す治療以外の幅広い症状を治す効果を発揮するものもあります。それぞれに優れたところがあるので、患者さんの症状などに応じた方法で、できるだけ根治治療を目指しています。

それら以外にも、採用されている治療法があるそうですね

そうですね。私はいろいろなことに興味があって、勉強するのも好きですから、西洋医学に加え、漢方・鍼を学び、さらに「オステオパシー」という手技療法や「気」を用いるオリジナルの治療法も習得し、普段の治療における選択肢としています。
オステオパシーは日本ではまだあまり認知されていませんが、アメリカではカイロプラクティックと並んで、国家資格による医療として認可されています。これは、骨格などの運動系から循環器系、脳神経系などに効果をもたらす手技治療により、多くの症状に改善を図ることができます。
治りにくい頭痛が、実は足首のゆがみから起こっていると診断された場合、原因となっている足首を触って治療する、その結果頭痛も解消されるといった具合です。身体全体がつながっているという考えは、このオステオパシーによるものでもあります。

いろいろな治療法を採用することには、どんなメリットがあるでしょうか?

まず、他院(主に西洋医学)で原因不明だったり、治療しても改善しなかったりするケースにおいて、当クリニックで私が診断し、その症状にふさわしいと思われる西洋医学以外の治療法を施したところ、「改善できた」ということを実に多く経験しています。このように、私の手中にある治療法は選択肢が多いだけでなく、さまざまな症状に対して広範囲に効果的であること、しかも案外手軽に治すことができる点で、患者さんにとっても私にとっても効率がいいのがメリットです。
当クリニックでは「オーダーメイド治療」と称していますが、これにより、各患者さんにより良い治療を行うことをモットーのひとつとしています。

新しい検査機器による検査と診断。幅広い選択肢からより良い治療を提供

心の問題が深刻な病に? ドクター発案の3箇条で心を明るく!

心の問題が深刻な病に? ドクター発案の3箇条で心を明るく!

先生は、人間全体を診ることで健康を目指す診療をされているとのこと。そうした方針で多くの患者さんを診てきたご経験から何か思うことはありますか?

やはり、心と身体の切り離せない関係による疾患があることですね。もともと当クリニックで心療内科を設けたのは、心身の問題が身体の病気だけではなく、心との関わりからくる心因性疾患や心そのものの病を引き起こして来院される患者さんが多いからでした。
実際、患者さんが訴える症状が投薬などによって改善しても、依然として気分がすぐれないといったようなケースでは、心療内科の治療を続けることで効果が得られることも少なくありません。
現代はストレス社会ですから、そこに起因する病気は看過できません。特に現在は長引くコロナ禍の真っ最中です。テレワークや自粛生活によって、心の問題が健康全体にもますます影響しているのは事実です。

そうしたケースで、先生独自のアドバイスがあるそうですが?

ストレスを抱えた人にありがちなのは、心身ともに暗く縮こまってしまうこと。それを解消するために、私自身の体験から考案した「心を明るくする3箇条」があります。
その1:空を見る。
その2:光を浴びる。
その3:心の中でありがとうと言う。
家の中でずっとパソコンに向かっていないで、身近な自然である空を眺めたり、太陽光を浴びたりすれば、心身ともにエネルギーが湧いてくるでしょう。さらに、暗い言葉・否定的な言葉を使わないように心掛け(心の中で思うこともしない)、できるだけ明るい言葉・肯定的な言葉を使うことで、ストレスが和らいでいくはずです。

心の問題が深刻な病に? ドクター発案の3箇条で心を明るく!

やはりストレスは万病を招き、「病は気から」ということなのでしょうか?

はい、その通りですね。実際に多くの患者さんを診ていて思うのは、精神的な面を前向きに保ってさえいれば、病気になってもそれは治す方法があるから心配いりません。最後にモノをいうのはやはり精神です。そこを間違えずに心身の健康を目指しましょう。私はその点も、多くの「宗教系」や「スピリチュアル系」の書物などでも学んで、治療にも役立てています。
それでも、不安や気分の落ち込みがある方は、一度当クリニックの診察を受けてみてはいかがでしょう。漢方にはそうした症状を解消するものがあるので処方することもできますし、私独自の「気」の治療も行います。

最後に、健康についての悩みを抱える人たちへの先生の想いや、このサイトを見ている読者の方へのメッセージをお願いします。

当クリニックのような方針の病院はあまり多くないためか、遠方から来院される患者さんが結構いらっしゃいます。実際、他院で診断がつかなかったり、治療しても治らなかったり、体調不良で困っている方が多く、そうした患者さんを当クリニックで治療してきた実績は少なくありません。
総合内科では、一般の内科が扱う生活習慣病(糖尿病などの慢性疾患)はもちろん、科がわからなくても身体に不快な症状があれば、どんなことでもご相談に応じます。健康や病気について、困ったことがあったらぜひ当クリニックへおいでください。また、セカンドオピニオンのための来院も歓迎します。

編集部まとめ

西洋医学の治療のみならず、病状に応じて漢方薬から鍼、オステオパシー、また独自の気功に至るまで、患者さんの病気の根治を目指して可能な限りの治療法を駆使しているのが宮村先生。いろいろなことに興味を持ち、常に学びを怠らないその姿勢からは、真剣に治療に取り組む医師であると同時に、人としての奥行の深さも感じられました。
信頼のおける診断を下すために、個人病院でありながら新しい医療機器を設備している検査環境も宮村内科クリニックの魅力。「原因がわからない」「いろいろな治療を受けたがなかなかよくならない」とお悩みの方は、ぜひ同院にご相談してみることをおすすめします。

宮村内科クリニック

医院名

宮村内科クリニック

診療内容

循環器 呼吸器科 消化器 診療内科 など

所在地

東京都小平市学園西町2-13-37
カミデビル3階

アクセス

西武多摩湖線「一橋学園」駅北口より徒歩30秒

この記事の監修医師