入れ歯は嫌!健康な歯を残したい!という方へ。「インプラント」という選択肢【札幌市 南2条千葉歯科クリニック】 2020/06/10

南2条千葉歯科クリニック
南2条千葉歯科クリニック
歯を失ったとき、従来の「入れ歯」「ブリッジ」に代わり第三の選択肢として近年注目を集めているのがインプラント。顎の骨に人工歯根を埋め込むため、「しっかり噛める」「見た目が自然」などたくさんの魅力がある一方、外科手術が必要となり、治療費も高額なため不安を感じる人が多いのも現状だ。そこで今回はインプラント治療に数多くの実績を持つ【南2条千葉歯科クリニック】院長の千葉豊和先生に、インプラントのメリット・デメリットについて詳しくお話を伺った。

 

Doctor’s Profile
千葉 豊和
南2条千葉歯科クリニック 院長

東北歯科大学卒業後、奥羽大学大学院へ入学。卒院後は奥羽大学歯科補綴学 第2講座 非常勤講師を勤め、原宿デンタルオフィスにて勤務する。その後千葉歯科クリニックを開業、日本補綴歯科学会や日本歯周病学会など所属学会多数。

ブリッジとインプラントとの比較

歯を失ったときの選択肢として、これまでは入れ歯とブリッジが主流だったように思います。まず、入れ歯とブリッジの違いについて教えてください。
入れ歯は、人工歯を作製して歯ぐきに装着するものですが、ブリッジは、失った歯の両隣の健康な歯を支柱として「橋をかけるように」人工歯を取り付ける治療法です。
ブリッジは入れ歯のように自分で取り外すことができません。天然歯に固定するため、入れ歯に比べると噛む力も強く得られます。
日々のメンテナンスはもちろん必要ですが、一度治療すれば、ほぼ自分の歯と同じような感覚で過ごせるのが大きな特徴です。自費治療の素材であれば、天然歯に近い見た目を得ることもできます。
ブリッジとインプラントとの比較
近年、人気が高まっているインプラントとはどのような治療なのでしょうか?
インプラントとは、インプラント体と呼ばれる人工歯根を顎の骨に埋め込み、それを土台として人工歯を被せる歯科治療です。自分の歯のようにしっかり噛める上に、見た目も天然歯と変わりません。まるで失った歯を取り戻したかのように快適に過ごせるため、希望する方が増えている歯科治療です。現在入れ歯をお使いの方の中にも、痛みやガタつきなどの不具合を理由にインプラントへの変更を希望する方が多く、当院ではそのような患者さんの紹介を他院から数多く受け付けています。
ブリッジもインプラントもしっかり噛めるということですが、ブリッジのデメリットはどこにあるのでしょうか?
ブリッジは治療のために、失った歯の両隣に残っている健康な天然歯を削ることが必要です。そこに抵抗を感じる人が多くいます。
また、失った歯を埋めるような形で人工歯を被せるため、歯と人工歯との間にわずかな隙間ができてしまうことがあり、その隙間に溜まった歯垢が原因でむし歯になってしまうケースがあります。
ブリッジは両隣に支えとなる歯がないと治療ができませんから、一番奥の歯を失った場合の治療の選択肢は部分入れ歯かインプラントのどちらかになります。そして使用中はずっとブリッジの支柱となる歯にダメージがかかり続けます。さらにブリッジは、噛むときの刺激が顎の骨に伝わらなくなるため、顎の骨が痩せてしまうことがあります。
インプラントは人工歯の土台を顎に埋め込む治療ですから、周囲の歯や顎の骨に影響を与えることはありません。
ブリッジとインプラントとの比較
逆にインプラントと比べたときのブリッジの優位性はどんなことがありますか?
インプラントは顎の骨に埋め込む外科手術が必要ですが、ブリッジでは不要です。また、インプラントの治療期間が3~6カ月ほどかかるのに対し、ブリッジの場合、早ければ1~2週間で治療を完了することができます。
ブリッジは健康保険が適用される治療であるため、治療費もインプラントに比べると安価です。
ブリッジとインプラントの違い比較
ブリッジ インプラント
審美性 自費の素材であれば天然歯に近い 天然歯に近い仕上がり
顎の骨 骨が吸収されて痩せていく 骨が痩せにくい
治療期間 1~2週間ほど 3~6ヵ月ほど
ほかの歯への影響 治療時に支えとなる歯を削る必要があり、使用中もその歯に負担がかかる 影響なし
費用 保険の場合:3万円ほど
自費の場合:15~30万円ほど
1本30~40万円ほど
ブリッジもインプラントもしっかり噛めるということですが、ブリッジのデメリットはどこにあるのでしょうか?
ブリッジは治療のために、失った歯の両隣に残っている健康な天然歯を削ることが必要です。そこに抵抗を感じる人が多くいます。
また、失った歯を埋めるような形で人工歯を被せるため、歯と人工歯との間にわずかな隙間ができてしまうことがあり、その隙間に溜まった歯垢が原因でむし歯になってしまうケースがあります。
ブリッジは両隣に支えとなる歯がないと治療ができませんから、一番奥の歯を失った場合の治療の選択肢は部分入れ歯かインプラントのどちらかになります。そして使用中はずっとブリッジの支柱となる歯にダメージがかかり続けます。さらにブリッジは、噛むときの刺激が顎の骨に伝わらなくなるため、顎の骨が痩せてしまうことがあります。
インプラントは人工歯の土台を顎に埋め込む治療ですから、周囲の歯や顎の骨に影響を与えることはありません。

入れ歯とインプラントとの比較

次に、インプラントと入れ歯との違いを教えてください。
インプラントの場合、顎の骨に埋め込んだインプラント体は、手術後、時間をかけてしっかり顎の骨と結合していきます。それを確認した後に人工歯を被せるため、土台が非常にしっかりしており、入れ歯のようにガタつくことがありません。食事も会話も歯を失う前と同じように、快適に楽しめます。
近年、自費治療の入れ歯のフィット感は格段に向上していますが、インプラントのように自分の骨と一体化しているわけではありません。歯ぐきの上に装着する構造は変わっていないわけですから、使用中の異物感はどうしても残りますね。
入れ歯とインプラントとの比較
入れ歯は見た目的にも敬遠する人が多いのではないでしょうか?
人工歯をバネで引っかけて固定するタイプが主流だったため、金属がどうしても目立っていました。
最近は、自費診療とはなりますが、金属のバネを使用しない「ノンクラスプタイプ」の部分入れ歯も登場しているので、インプラントやブリッジと比較した上で入れ歯を希望する方は歯科医師に相談されてはいかがでしょうか。
しっかり噛めないことと、見た目以外に、入れ歯のデメリットはありますか?
入れ歯になると、ブリッジ同様、歯と歯が噛み合うことで歯ぐきに伝わっていた刺激が骨に伝わらなくなるため、顎の骨が徐々に痩せていく可能性があります。
インプラントは、噛む度に自分の歯と同じように骨へ刺激が伝わりますから、長期的に考えると、インプラントのほうが顎の骨への影響は少ないといえます。
顎の骨が痩せてしまうことのどこが問題かというと、ほかの歯にも影響が出てくる点です。つまり、治療当初は部分入れ歯で済んだとしても、将来総入れ歯になる可能性が高まるということです。
また、入れ歯は食事の温度が伝わりづらくなるため、以前のように食事が楽しめない、また、毎日取り外して洗うのが大変という声もよく聞かれます。
入れ歯とインプラントとの比較
逆にインプラントより入れ歯のほうが優れているという点はありますか?
入れ歯はインプラントに比べて治療期間が短く済みます。インプラントは外科手術が必要で、骨とインプラント体がしっかり結合するまで時間を置くため、治療期間が約半年と長くかかります。
入れ歯は基本的に数週間で完成しますし、保険適用の入れ歯であれば治療費も安く済みます。ブリッジのように健康な天然歯を削る必要がなく、インプラントのように外科手術を必要としないため、できるだけ早く、お金をかけずに、体への負担が少ない形で失った歯を取り戻したいという方には入れ歯をおすすめします。
また、インプラントを埋め込む骨の厚みがない方や、全身疾患のある方など、一部インプラント治療を行えない方もいらっしゃいます。

インプラントをおすすめできる人、気になる費用のこと

インプラントは、どんな方におすすめできる治療ですか?
インプラントは、しっかり噛めるという点にスポットが当たりがちですが、見た目が天然歯に近く自然であるという審美面のメリットも大です。そのため、接客業や人前で話す職業に就いているなど口元の美しさを保ちたい方には、インプラントをおすすめします。
また、50~60代など歯を失ってもまだ入れ歯にするのは抵抗があるという方や、すでに入れ歯を使用されていて不快感に悩んでいる方にもインプラントはおすすめできます。
インプラントをおすすめできる人、気になる費用のこと
インプラント治療ができない方もいるのでしょうか?
インプラント治療を行うには、インプラントを埋め込む部分の骨の厚みが十分にあることが必要です。顎の骨が痩せてしまっている方には、骨造成法などの治療で骨を増やすこともできますが、骨の状態によってはそのような治療が行えないこともあります。
また、インプラントには外科手術が必要となるため、糖尿病・腎不全・肝炎・心臓病・ぜんそく・リウマチ・骨粗鬆症・高血圧といった疾患をお持ちの方妊娠中の方など、全身麻酔下での手術が行えない方には治療できません。手術に耐え得る体力がない方も同様です。
インプラントをおすすめできる人、気になる費用のこと
インプラントの寿命はどのくらいですか? メンテナンス次第と聞いたことがあります。
インプラントの寿命は人それぞれです。治療後のメンテナンスが悪いと歯周病のような「インプラント周囲炎」を引き起こすことがあります。せっかくインプラントを入れても、この病気が進行すると抜け落ちてしまうことになるため、毎日のブラッシングや定期検診は必ず継続するようにしましょう。また喫煙など歯周病のリスクを高めるものもインプラントの寿命に影響してきます。
歯科医師の技術はもちろん、その後のメンテナンスでインプラントの寿命は大きく変わってきます。
最後にインプラントの費用について教えてください。
インプラントは保険適応されず、自費診療のみとなります。平均して1本30万円以上なので高額に思えるかもしれませんが、メンテナンスを怠らなければ、長期間使用できます。
また、入れ歯のように使用年数を経て何度も調整が必要となったり、ブリッジのように残っている健康な歯に悪影響を与えたりすることもありません。顎の骨が痩せることも防げるため、長い目で見てお口全体の健康を維持することができます。
何より自分の歯と同じように過ごせる快適さが、人気の理由です。単に治療費のみに目を向けず、そのメリット・デメリットなどを知った上で治療法を選ぶことが重要です。

編集部まとめ

今回は千葉先生に、インプラントについて、ブリッジや入れ歯との違いを確認しながら解説していただきました。それぞれの治療にメリットとデメリットがあり、インプラントは噛み心地と審美性、快適性において圧倒していますが、外科手術が必要な点、治療期間と費用がかかる点がデメリットとして挙げられていました。自分に最適な治療法を選ぶためには、やはり正確な情報を得ることが大切です。インプラントに興味がある方は、十分な実績を持つ歯科医院を選び、まずはカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

医院情報

南2条千葉歯科クリニック

南2条千葉歯科クリニック
所在地 〒060-0062
北海道札幌市中央区南2条西10丁目7-1
アクセス 地下鉄東西線西11丁目駅3番出口から徒歩3分 市電中央区役所前から徒歩2分
診療内容 インプラント治療 歯科一般 予防治療 審美治療 など