歯科矯正のこれから 「加速(スピード)矯正」、「デジタル矯正」治療について【二子玉川矯正歯科】 2020/04/02

二子玉川矯正歯科
二子玉川矯正歯科
今や歯科矯正は、歯並びを美しくさせるというだけでなく、口内環境を整える治療法としても広く認知されつつある。しかし、長期間にわたって装置を装着し続けるわずらわしさなどから、治療をためらう人も多い。そうした患者の声に応えるため、世界ではより短期間で確実な矯正を行う研究が進められている。そこで国内外の矯正研究に精通した「二子玉川矯正歯科」の北村敦院長に、近年世界で次々にその効果が報告されている「加速(スピード)矯正」、「デジタル矯正」について貴重なお話を伺った。
Doctor’s Profile
北村 敦
医療法人社団 悠心会 二子玉川矯正歯科 院長

矯正歯科医師を志して東京医科歯科大学歯学部に進学。卒業後は同大歯学部大学院生として附属病院矯正科に勤務し、博士号を取得。現在、「二子玉川矯正歯科」院長。スピード矯正研究会会長として、常に世界的な矯正治療を研究している。日本矯正歯科学会認定医、ICOI(国際インプラント学会)認定医、日本抗加齢医学会専門医。その他、参加学会多数。
 
二子玉川矯正歯科

これまで矯正治療をためらってきた人にこそ伝えたい
「加速(スピード)矯正」のメリット

長年、歯科矯正に尽力されるなかで、矯正治療をためらう人にはどんな理由があると思われますか?
私は、矯正歯科医師として診療を始めて以来、本当に多くの患者さんの矯正治療に携わりました。しかし、一人として「ゆっくり治療してください」という方はいないわけです。
皆さん、装置をつけたその日から「いつ外せるんでしょうか」と、装置が外れる日を心待ちになさいます。私自身、矯正治療を経験しているので、そのお気持ちは大変よく理解できます。それは当然のことですし、このように日常生活に長く制約がかかるということが、矯正治療を行う上でハードルを高くしているのではないでしょうか。

これまで矯正治療をためらってきた人にこそ伝えたい「デジタル矯正」のメリット

長年、歯科矯正に尽力されるなかで、矯正治療をためらう人にはどんな理由があると思われますか?
私は、矯正歯科医師として診療を始めて以来、本当に多くの患者さんの矯正治療に携わりました。しかし、一人として「ゆっくり治療してください」という方はいないわけです。
皆さん、装置をつけたその日から「いつ外せるんでしょうか」と、装置が外れる日を心待ちになさいます。私自身、矯正治療を経験しているので、そのお気持ちは大変よく理解できます。それは当然のことですし、このように日常生活に長く制約がかかるということが、矯正治療を行う上でハードルを高くしているのではないでしょうか。
世界的に歯科矯正の期間を短縮する研究が進んでいるそうですね?
私が会長を務めるスピード矯正研究会では、少しでも患者さんのQOL(クオリティオブライフ)を高めたいという想いから、国内外の学会に参加し、常に新しい論文から情報を得ています。そうしたなかで現在、世界の矯正歯科学会では次々に「加速矯正(accelerated orthodontics)」のエビデンスを記した論文が発表されています。中でも最も効果が確認されているのは、CTにより口腔内を三次元で把握し、データに基づいた外科的手術(コルチコトミー、オステオトミー)を施すことで、これまでより短期間で矯正を行うものです。

これまで矯正治療をためらってきた人にこそ伝えたい「デジタル矯正」のメリット

世界的に歯科矯正の期間を短縮する研究が進んでいるそうですね?

私が会長を務めるスピード矯正研究会では、少しでも患者さんのQOL(クオリティオブライフ)を高めたいという想いから、国内外の学会に参加し、常に新しい論文から情報を得ています。そうしたなかで現在、世界の矯正歯科学会では次々に「加速矯正(accelerated orthodontics)」のエビデンスを記した論文が発表されています。中でも最も効果が確認されているのは、CTにより口腔内を三次元で把握し、データに基づいた外科的手術(コルチコトミー、オステオトミー)を施すことで、これまでより短期間で矯正を行うものです。

先生ご自身も「加速矯正」を経験なさったそうですね?
国内外での報告をみて、これまでより短い期間で、なおかつ高いクオリティの動的治療が実現できるという確証を得たので、まず自分がコルチコトミーのオペを受けました。すると実際に、わずか半年で動的治療を完了することができました。その自分自身のデータも活用して、学会、研究会などで報告も行っています。
矯正の期間短縮には具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。
成人の歯科矯正には装置を長く装着することで、虫歯・歯周病・歯肉退縮・歯根吸収などのリスクが高まる恐れがあります。もちろん、そうしたリスクを避けるため、歯科医師は細心の注意を払いますが、外科処置を併用することによりそうしたリスクを軽減することができるとの報告があります。
また、転勤や留学が控えている、結婚式までには外したいなど、これまでは社会的な制約を考えて矯正を断念されていた方でも、もし1年程度で完了するのならトライしたいと思われるのではないでしょうか。
もちろんお口の環境は一人一人まったく異なるので個人差はありますが、これまでの世界各国の報告でも通常よりかなり短い期間で完了したというエビデンスがありますので、気になる方はぜひまずは説明を受けてみてほしいですね。
これまで矯正治療をためらってきた人にこそ伝えたい「デジタル矯正」のメリット
矯正の期間短縮には具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。
成人の歯科矯正には装置を長く装着することで、虫歯・歯周病・歯肉退縮・歯根吸収などのリスクが高まる恐れがあります。もちろん、そうしたリスクを避けるため、歯科医師は細心の注意を払いますが、外科処置を併用することによりそうしたリスクを軽減することができるとの報告があります。
また、転勤や留学が控えている、結婚式までには外したいなど、これまでは社会的な制約を考えて矯正を断念されていた方でも、もし1年程度で完了するのならトライしたいと思われるのではないでしょうか。
もちろんお口の環境は一人一人まったく異なるので個人差はありますが、これまでの世界各国の報告でも通常よりかなり短い期間で完了したというエビデンスがありますので、気になる方はぜひまずは説明を受けてみてほしいですね。
「デジタル矯正」が世界的に普及しつつある理由とは
加速矯正にリスクはありませんか。
外科手術が伴う以上、外科的侵襲はゼロではありません。
しかし現在当院では、「モディファイドコルチコトミー」といって、従来のコルチコトミーに比べ侵襲を最小限にし、大きな効果を得る術式を採用しています。これにより大幅にオペ後の腫れ、痛みを軽減することが可能となりました。
ご希望される患者さんには、ご要望を丁寧にヒアリングし、ご説明差し上げた上で、放射線量を抑えたCTで検査し、リスク等についてもきちんと説明しながら治療を進めていきますのでご安心ください。

「デジタル矯正」が世界的に普及しつつある理由とは

「デジタル矯正」についても詳しくお聞かせください。

これまでの歯科矯正は、歯科医師の勘によるところが大きかったといえます。なぜなら、歯の根っこである歯根とその周りの骨(歯槽骨)の三次元的な状態がどうなっているかを見ることができないまま、治療方針を立て、装置をつけることが多かったからです。いわばブラックボックスの状態で微調整を繰り返していたわけです。
ところが、特に成人矯正では、初診時にすでに歯根がきちんと顎の骨に入りきっていない方もたくさんいらっしゃるわけです。そうした点に配慮せず、表面に見えている歯列だけを見て、予測模型を作り、矯正を行うと、成人矯正のリスクである、歯肉退縮、歯根吸収、失活を引き起こす恐れが出てきます。その点、デジタル矯正ではCTの3D画像によって歯を支える骨の厚み・顎の骨や歯根の形、位置をかなりの精度で再現できるので、矯正治療のリスクを軽減できると考えられています。
「デジタル矯正は期間が短縮できる」とスピードの面を強調すると、速いだけでクオリティを置き去りにしているのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、実はデジタル矯正の期間短縮は確実な治療法あってのことなのです。

「デジタル矯正」が世界的に普及しつつある理由とは
デジタル矯正にリスクはありませんか。

外科手術が伴う以上、外科的侵襲の恐れはゼロではありません。しかし生死に関わるようなリスクは報告されていませんし、当院には実際にデジタル矯正で喜んでいただいている患者さんがたくさんいらっしゃいます。
ご要望を丁寧にヒアリングし、ご説明差し上げた上で、放射線量を抑えた新しいCTで検査し、きちんと説明しながら治療を進めていますのでご安心ください。

QOLを向上させる「デジタル矯正」決めるのは患者自身
「デジタル矯正」が世界的に普及しつつある理由とは
今後はデジタル矯正や加速矯正が歯科矯正の主流になっていくのでしょうか。
世界的な歯科矯正の流れは、ワイヤーでもマウスピースでもすでにデジタル矯正に移りつつあります。現在まだかなり時間と労力を要しますが、自動車の分野で自動ブレーキやオートパイロットが一般的になりつつあるように、今後は三次元画像上で歯根を骨の中に配列し、安全・確実に治療計画を立てていくデジタル矯正が世界中で普及していく可能性は高いと思われます。
これまでの歯科矯正は、東京湾からサンフランシスコまでヨットで横断するようなものでした。風で流されて航路を調整し直すように、それは少なからず遠回りを余儀なくされる治療法でした。
しかしデジタル矯正では、スタート地点からゴールまで寄り道せずに治療を進められる可能性があります。

2017年の日本の矯正歯科学会において、当時のヨーロッパ矯正歯科学会理事の先生が講演されました。その内容は、「加速矯正」をウサギ(速い)、 「デジタル矯正」をカメ(確実に前進する)に例え、一見相反するその両者が手を結んだところに矯正治療の未来があるのではないかというものでした。私の原動力は、あくまでも「For the patient(患者のために)」です。患者さんのQOL向上のために、今後も研究を重ねつつ、それらの手法の普及にも力を尽くしたいと考えています。

QOLを向上させる為の矯正治療、決めるのは患者自身

貴院で矯正を始める場合にはどういう流れになりますか。
まずはお口の中を拝見した後で、ご本人が治したいところ(主訴)を伺い、歯並び咬み合わせの専門家として現状における問題点、改善のための可能性や手法、期間や費用について検査前の大まかな範囲で説明させていただきます。
その後、当院にて矯正治療を希望される患者さんに、精密検査を行い、治療計画を立案し、ご同意いただいた上で治療を開始させていただいております。治療計画に関して、小児であれば歯の生え替りや大きさ、顎骨の状態、顎の成長、受験の有無等により最適な治療開始時期は一人一人異なります。また成人の場合は、虫歯や被せ物、歯周病、アレルギーなどにより矯正治療自体が制限をうけることも多々あり、歯内治療、口腔外科、歯周病専門医、皮膚科医と連携をとらせていただく場合もございます。
一言で矯正治療といっても、多種多様な装置、手技があります。その中で患者さんの期待する結果や希望期間により近づけるための手法の一つに、「加速矯正」 や 「デジタル矯正」があると私は考えています。
加速矯正やデジタル矯正だけでなく、さまざまな学会で見識を深められているそうですね。
矯正歯科医師として一番喜びを感じるのは、やはり装置を外したその瞬間の患者さんの笑顔を見ることです。ビフォアの写真と比べたりしながら患者さんが喜んでくださることが、何物にも代えがたいモチベーションになっています。
矯正歯科は、口腔内をダイナミックに動かせる科である分、歯周病・インプラントなどさまざまな専門的知識が必要になります。逆にいえば、矯正以外の歯の知識が不足していては、ほかの専門の医師とディスカッションができません。より高い医療連携を生むためにも、あらゆる知識が必要だと考えています。
「デジタル矯正」が世界的に普及しつつある理由とは
最後に読者へのメッセージをお願いいたします。
私は、常に「For the patient(患者のために)」をモチベーションとして、現状に満足せず、もっと短期間で、もっともっと安全・確実に高いQOLを提供できる方法があるのではないかと模索しています。
また、歯周病やインプラントについても、「矯正歯科医師がここまでやるのか」と言われるところまで力を尽くし、患者さんの口腔環境を向上させるためにイニシアチブを取れる歯科医師であることを常に目指しています。
当院は二子玉川駅から徒歩1分のアクセスで、初回は無料で相談を承っています。ご興味ある方はぜひ一度お越しください。
デジタル矯正だけでなく、さまざまな学会で見識を深められているそうですね。
矯正歯科医師として一番喜びを感じるのは、やはり装置を外したその瞬間の患者さんの笑顔を見ることです。ビフォーの写真と比べたりしながら患者さんが喜んでくださることが、何物にも代えがたいモチベーションになっています。
矯正歯科は、口腔内をダイナミックに動かせる科である分、歯周病・インプラントなどさまざまな専門的知識が必要になります。逆にいえば、矯正以外の歯の知識が不足していては、ほかの専門の医師とディスカッションができません。より高い医療連携を生むためにも、あらゆる知識が必要だと考えています。
今後はデジタル矯正が歯科矯正の主流になっていくのでしょうか。
世界的な歯科矯正の主流はすでにデジタル矯正に移りつつあります。現在シュアスマイル社が取得している特許がもうすぐ切れますので、今後さらに世界中でデジタル矯正が普及していくでしょう。
ブラックボックスの中で一生懸命歯を微調整する時代は終わりに近づいています。今後はコンピュータ上で理想の骨を配列し、骨の中にしっかりと入れ込んで 安心・適切に寄り道せず、理想の歯並びを手に入れるデジタル矯正の時代になると思います。
歯科の先進国であるアメリカの矯正学会では、デジタル矯正の論文が次々に発表されています。また、2019年●月には私が会長を務めるスピード矯正研究会にも参加している●●氏の1年間のデジタル矯正臨床をまとめた論文が、アメリカの最も権威ある矯正学会誌で最優秀賞を獲得しています。世界の潮流がデジタル矯正に移りつつあることは、こうした事実からも明らかです。
「デジタル矯正」が世界的に普及しつつある理由とは
デジタル矯正は今後日本でも普及していくと先生はお考えでしょうか。
私が国内外で研究を進めている原動力は、あくまでも「For the patient(患者のために)」です。安心・適切で、なおかつ寄り道をせず歯列を整えられるデジタル矯正は、患者さん自身のために普及させなければならない治療法だと考えます。
これまでの歯科矯正は、東京湾からサンフランシスコまでヨットで横断するようなものでした。風で流されて航路を調整し直すように、それは少なからず遠回りを余儀なくされる治療法でした。
しかしデジタル矯正では、スタート地点からゴールまで寄り道せずに最短距離で治療を進めることができるのです。患者さんのQOL向上のために、今後も研究を重ねつつ、普及にも力を尽くしたいと考えています。
デジタル矯正をためらわれる方にはどんなお話をされていますか。

ご相談に来られた方全員に、デジタル矯正をおすすめしているわけではありません。あくまで一人ひとりのご要望と口内環境を考慮した結果、デジタル矯正のほうが患者さんのQOLが向上する場合におすすめしています。
お話の仕方としては非常にシンプルです。矯正はやらないと命に関わるものではありませんので、決めるのは患者さんご自身です。ただし、人生は一度しかありません。やるやらないは患者さんご自身の自由です。一生このままでいいなら何も言うことはありませんし、変えたいお気持ちがあるのならお力添えをさせていただく、ということですね。
患者さんにとっての一番のモチベーションは、やはり矯正後のQOLの向上です。きれいな歯並びが手に入った上に、「歯周病や虫歯のリスクが下がるのならやってみたい」とおっしゃるのなら、ぜひおすすめしたいと思います。

デジタル矯正だけでなく、さまざまな学会で見識を深められているそうですね。
矯正歯科医師として一番喜びを感じるのは、やはり装置を外したその瞬間の患者さんの笑顔を見ることです。ビフォーの写真と比べたりしながら患者さんが喜んでくださることが、何物にも代えがたいモチベーションになっています。
矯正歯科は、口腔内をダイナミックに動かせる科である分、歯周病・インプラントなどさまざまな専門的知識が必要になります。逆にいえば、矯正以外の歯の知識が不足していては、ほかの専門の医師とディスカッションができません。より高い医療連携を生むためにも、あらゆる知識が必要だと考えています。
QOLを向上させる「デジタル矯正」決めるのは患者自身
最後に読者へのメッセージをお願いいたします。
私は、デジタル矯正はもちろん、「For the patient(患者のために)」をモチベーションとして、常に現状に満足せず、もっともっと短期間で、もっともっと安心・適切に高いQOLを提供できる方法があるのではないかと模索しています。
また、歯周病やインプラントについても、「矯正歯科でここまでやるのか」と言われるところまで力を尽くし、患者さんの口腔環境を向上させるためにイニシアチブを取れる歯科医師であることを常に目指しています。
当院は二子玉川駅から徒歩1分の好アクセスで、初回は無料で相談を伺っています。ご興味ある方はぜひ一度お越しください。

編集部まとめ

二子玉川矯正歯科
 

デジタル矯正という新たな歯科矯正は、治療期間が短縮されるだけでなく、安心で確実な補法であるということをわかりやすくお話しいただきました。近い将来、車も自動運転が当たり前になるといわれている時代、デジタル矯正は自然な流れなのかもしれません。短期間できれいな歯並びが手に入れられるならば、費用対効果も含めて検討する価値は大いにあるといえるでしょう。

医院情報

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