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「目の下にぶつぶつ」で考えられる”7つの病気”はご存じですか?医師が解説!

 公開日:2026/05/02
「目の下にぶつぶつ」で考えられる”7つの病気”はご存じですか?医師が解説!

目の下にぶつぶつができる病気にはどのようなものがあるでしょうか。メディカルドック監修医が特徴的な病気・疾患について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

※この記事はメディカルドックにて『「目の下にぶつぶつ」ができる原因はご存じですか?考えられる病気も医師が徹底解説』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

池澤 優子

監修医師
池澤 優子(あい皮ふ科・アレルギー科クリニック)

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順天堂大学医学部卒業。横浜市立大学皮膚科助教、茅ヶ崎市立病院皮膚科部長を歴任後、神奈川県横浜市、あい皮ふ科・アレルギー科副院長として地域の皮膚科、アレルギー疾患の診療に努めている。医学博士。皮膚科学会専門医、アレルギー学会認定医の資格を有する。

「目の下にぶつぶつ」が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「目の下のぶつぶつ」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

汗管腫

汗管腫は、エクリン汗腺という汗を分泌するための器官の一部が増殖した、良性のできものです。直径1〜3㎜大のつるりとした小さな盛り上がりや、ぶつぶつとした小さなできもの(小丘疹)が、特にまぶたや目の下などによくできます。女性に多く、汗の分泌量が増加する夏季に目立ちます。特に自覚症状はありませんが、自然に消えることもほとんどありません。見た目が気になる場合には、炭酸ガスレーザー療法や凍結療法、ケミカルピーリングなどが行われます。

稗粒腫(はいりゅうしゅ)

稗粒腫は、直径1〜2㎜の、白〜黄白色の硬いぶつぶつとしたできものです。肌の中に古い角質がたまって小さな袋のようになっています。稗粒腫は、生まれつきのもの(原発性)と生まれた後にできるもの(続発性)に分けられます。続発性のものは、火傷や湿疹、皮膚炎などに引き続いて生じることがあります。こちらも良性で、特に新生児にもしばしばみられ、小児期や成人でも生じることがあります。稗粒腫は無害であり、小児期は自然に消えることが多いため、治療の必要はありません。しかし、壮年期以降は自然消退しにくくなります。そこで、見た目などが気になる場合にはレーザーや注射針やメスで小さく切開し、中身を排出させるといった治療法が検討されます。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、よくなったり悪くなったりを繰り返す、かゆみがある湿疹が現れる病気のことです。患者さんの多くはアトピー素因を持っています。これは、アトピー性皮膚炎を発症しやすい体質、またはアレルギーを起こしやすい体質のことです。顔や身体の左右対称性に湿疹が現れることが特徴で、年齢によってできやすい部位が異なります。乳児期は頭や顔に始まり、身体や手足にもしばしば広がります。顔面の重症例では、白内障や網膜剥離などの合併症が起こることもあります。そのため、アトピーかもと思われる際には、早めに皮膚科を受診することが大切です。治療としては、抗炎症外用薬であるステロイド外用薬、タクロリムス軟膏、デルゴシチニブ軟膏、ジファミラスト軟膏を用いて、寛解状態を目指します。また、保湿外用薬によるスキンケアも重要です。近年は重症のアトピー性皮膚炎では免疫抑制剤や生物学的製剤も保険適応となっています。

接触皮膚炎

接触皮膚炎は、なんらかの刺激物質や抗原(ハプテン)が皮膚に接触することによって起こる湿疹性の炎症を指します。原因やメカニズムなどから、刺激性接触皮膚炎やアレルギー性接触皮膚炎などに分けられます。目の下や目の周りに皮膚炎が起こる原因としては、化粧品や薬用化粧品などが考えられます。保湿クリームや乳液、ファンデーション、化粧水、パック剤、日焼け止め、アイシャドー、マスカラなど、さまざまなものが原因となりえます。稀ですが、ビューラーの金属やゴムなどによる接触皮膚炎もあります。また特定の時期に目の周りにかゆみを伴う皮疹が出る場合は、花粉やよる空気伝搬性の接触皮膚炎が考えられます。黄砂にはニッケルなどが含まれているため、金属アレルギーのある方は黄砂によって接触皮膚炎をおこすことがあります。花粉抗原は通常はかぶれを起こしにくいですが、アトピー性皮膚炎などバリアーの低下した皮膚につくと接触皮膚炎をおこします。
最近化粧品や化粧道具を変えたら目の周りなどにぶつぶつができたという場合には、接触皮膚炎の可能性もあります。一度使用をやめて、皮膚科を受診しましょう。

にきび(尋常性ざ瘡)

にきび(尋常性ざ瘡)は、毛穴に皮脂や角質が詰まり、そこにアクネ菌などの細菌が繁殖して炎症を起こすことで生じます。顔の中でも特に皮脂分泌が多い額や鼻周囲、あごにできやすいですが、目の下にも発症することがあります。
目の下にできる場合は、比較的軽度な白ニキビや赤ニキビであることが多いです。化粧品やスキンケアとの相性、ストレス、睡眠不足などが影響していることもあります。
自己処理をしてしまうと色素沈着やクレーター状の瘢痕が残ることもあるため、気になる場合は皮膚科を受診しましょう。治療としては、ディフェリンゲル(アダパレン)や過酸化ベンゾイルを含む外用薬、ビタミン剤などが用いられることが多いです。

単純疱疹(ヘルペス)

単純疱疹は、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって起こるウイルス性の皮膚疾患です。通常口唇の皮膚と粘膜の境目に多くみられますが、時に目のまわりにでることもあります。目の周囲にできる場合は、赤みを伴った小さな水ぶくれや痛みを感じることが多く、ピリピリとした違和感が前兆として現れることもあります。免疫力が低下したときに再発しやすく、疲労やストレス、風邪などがきっかけになることがあります。早期に抗ウイルス薬を使用することで、症状の軽減や回復が早まります。自然に治る場合もありますが、繰り返す場合は医師の診察を受けましょう。

帯状疱疹

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が原因で発症する皮膚疾患です。赤い丘疹や水ぶくれ、神経に沿った痛みが特徴です。子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが体内に潜伏し、加齢やストレス、病気などによって免疫力が低下すると再活性化して発症します。目の周囲に出る場合は三叉神経第1枝領域にそってウイルスが感染した病態であり、皮膚だけでなく角膜にも炎症をおこします。皮膚科だけでなく、眼科を受診し、角膜の状態を診てもらう必要があります。 放置すると視力障害などの合併症を引き起こすことがあるため、皮膚科だけでなく、眼科も早めに受診し、適切な診断と抗ウイルス薬による治療が重要です。

「目の下にぶつぶつ」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「目の下にぶつぶつ」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

目の下にできるイボのようなぶつぶつについて教えてください。

池澤 優子医師池澤 優子(医師)

目の下にできるイボのようなぶつぶつは、稗粒腫や汗管腫、エクリン汗嚢腫、脂腺腫、脂漏性角化症などの可能性があります。

まとめ

今回の記事では、目の下のぶつぶつとしてよくみられるものについて解説しました。経過観察しておいても問題ないものもありますが、痛みやかゆみ、赤みが強い場合には早めに治療した方が良いでしょう。

「目の下にぶつぶつ」で考えられる病気

「目の下にぶつぶつ」から医師が考えられる病気は10個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

皮膚科系の病気

目の下のぶつぶつとして考えられる病気には、これらのようなものがあります。数が増えたり痛みやかゆみが強かったりする場合には、皮膚科受診をおすすめします。

「目の下にぶつぶつ」に似ている症状・関連する症状

「目の下にぶつぶつ」と関連している、似ている症状は3個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • かゆみ
  • 赤み
  • 痛み

目の下のぶつぶつは、特に症状がないことも多いのですが、これらのような症状が現れる場合もあります。

この記事の監修医師

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