「アルコールを飲み過ぎた」ときの正しい対処法はご存知ですか?医師が徹底解説!
アルコールを飲み過ぎると現れる症状とは?Medical DOC監修医が考えられる病気や何科へ受診すべきか・対処法などを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。
※この記事はMedical DOCにて『「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」はご存知ですか?対処法も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
監修医師:
佐藤 浩樹(医師)
目次 -INDEX-
「アルコールを飲み過ぎた」ときの正しい対処法は?
アルコールを飲み過ぎないことが、最も有効な手段ですが、それでも飲みすぎてしまう場合があります。
アルコールを飲み過ぎると、残ったアルコールやアセトアルデヒドによって胃の粘膜が荒れ、胃腸の動きが悪くなります。そのため、胃が痛い、胸やけがする、吐き気といった症状が出ることがあります。
また、のどが渇くこともありますが、これはアルコールの利尿作用によって脱水症状になることや、乳酸や尿酸などの酸性物質が増加することが原因です。
胃のむかつきや吐き気などがあれば、その症状に市販薬を飲みましょう。また、睡眠と水分を十分に摂り、なるべく安静に過ごしましょう。運動や入浴などはかえって、症状が悪くなることがあるため、二日酔いがある場合は控える方が安心です。その他にも、ビタミンを多く含む食べ物は、アルコールの分解を促進するので、食欲があればビタミンを多く含む飲み物やフルーツなどを摂るのも良いと思います。
「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
アルコールを飲み過ぎると体のどこが悪くなりますか?
佐藤 浩樹医師
アルコールはさまざまな臓器に影響を与えます。肝臓や膵臓、脳に影響を与え、肝硬変や膵炎、アルコール依存症などさまざまな病気を引き起こすことがあります。
アルコールを飲み過ぎる量はどのくらいでしょうか?
佐藤 浩樹医師
アルコールは適切な飲酒量が決まっていて、1日当たりの純アルコール摂取量が、成人男性で40g以上、成人女性で20g以上の飲酒を続けていると、さまざまな健康問題のリスクが高まると言われています。たとえば、ビール中瓶1本(500ml)に含まれる純アルコールは約20gです。その他、清酒1合(180ml)に約22g、ワイン1杯(120ml)に約12gの純アルコールが含まれています。ご自身がよく飲むアルコール飲料の純アルコール量を把握しておきましょう。
まとめ
適度なアルコールは健康上の問題がないことが多いですが、お酒の飲み過ぎはさまざまな臓器に影響を与えます。また、アルコール摂取量は人によって異なるため、適切な飲酒量はあくまでも目安です。アルコールを飲み過ぎたことによる症状があれば、それ以上アルコールを飲まず、休肝日を作ると安心です。アルコールとうまく付き合い、飲み過ぎないようにしましょう。
「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」で考えられる病気
「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」から医師が考えられる病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
内科の病気
精神科の病気
アルコールはさまざまな臓器に負担をかけます。急性アルコール中毒だけでなく、アルコールを分解する肝臓や膵臓など、さまざまな臓器に悪影響となります。
「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」に似ている症状・関連する症状
「アルコールを飲み過ぎると現れる症状」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
アルコールはさまざまな症状を引き起こします。血液中のアルコール濃度によって、起こる症状は異なるとされています。しかし、個人差があったり、急に症状が悪化したりする場合もあります。