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「鼻の中のかさぶた」で”何が続く”のは要注意?受診の目安を医師が解説!

 公開日:2026/03/07
「鼻の中のかさぶた」で”何が続く”のは要注意?受診の目安を医師が解説!

鼻の中にかさぶたができると気になってしまいますよね。ここでは病気の可能性をメディカルドック監修医が解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「鼻の中にかさぶたができる」原因はご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

村上 友太

監修医師
村上 友太(東京予防クリニック)

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医師、医学博士。
2011年福島県立医科大学医学部卒業。2013年福島県立医科大学脳神経外科学入局。星総合病院脳卒中センター長、福島県立医科大学脳神経外科学講座助教、青森新都市病院脳神経外科医長を歴任。2022年より東京予防クリニック院長として内科疾患や脳神経疾患、予防医療を中心に診療している。
脳神経外科専門医、脳卒中専門医、抗加齢医学専門医、健康経営エキスパートアドバイザー。

すぐに病院へ行くべき「鼻の中にかさぶたができる」症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

頻回に鼻出血を繰り返す症状の場合は、耳鼻咽喉科へ

急に鼻血が出ても、通常は抑えてしばらくすると止まります。しかし、ちょっとした刺激でも鼻出血がでて、血がなかなか止まりにくい時には上顎洞癌などの悪性腫瘍や血小板減少症、白血病などの可能性があるため、早期に耳鼻咽喉科に受診してください。受診時にはどれくらいの頻度で鼻出血がおきて、止まるのにどれくらいかかるのかを話せるようにメモなどをしておくとよいでしょう。

「鼻の中にかさぶたができる」な症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「鼻の中にかさぶたができる」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

萎縮性鼻炎(いしゅくせいびえん)

萎縮性鼻炎とは、鼻の粘膜が薄くなり、鼻腔が異常に広がって鼻の中が乾燥する疾患です。粘液の分泌や異物粒子をのどの奥へと運んで取り除く機能が低下し、鼻腔内の潤いがなくなったり、雑菌が繁殖したりします。それにより異臭を感じたり、鼻出血を起こしたりします。鼻腔内が乾燥しやすく、異臭を感じるようになったら耳鼻咽喉科を受診してください。

臭鼻症(しゅうびしょう)

臭鼻症とは、萎縮性鼻炎などにより鼻腔内のかさぶたや副鼻腔などに雑菌が繁殖して異臭を放つようになる疾患です。抗生剤を含んだ軟膏の塗布や鼻腔・副鼻腔の洗浄を行うことで異臭を軽減することができます。異臭のないところで異臭を感じた場合には耳鼻咽喉科を受診してください。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは、ほこりやスギ花粉などの抗原となるものに免疫が過剰に反応することで、鼻粘膜が腫れて鼻水が出る疾患です。花粉症もほぼ同一の疾患であり、花粉症用の抗アレルギー薬で症状の改善が期待できます。市販の抗アレルギー薬を使用しても症状が強く残存する場合には耳鼻咽喉科を受診してください。

鼻副鼻腔がん(びふくびくうがん)

鼻副鼻腔がんは、鼻腔やその周囲の副鼻腔という空洞部分にできる悪性腫瘍です。鼻副鼻腔がんは珍しい病気ですが、進行すると症状が目立ちやすくなります。
初期症状は、風邪や副鼻腔炎と似ているため見逃されがちです。進行するにつれて、鼻詰まりや鼻出血などの症状が出現し、鼻の中で出血や炎症が続くとかさぶたができることがあります。これは、がん細胞による組織の破壊や粘膜の炎症を起こすために生じます。また、がんが広がって周囲に感染が起こると悪臭のある鼻汁が出たり、顔や歯に痛みを感じたり、視力の低下や目の突出が見られることもあります。
治療はがんの進行度や患者さんの全体的な健康状態に応じて異なります。手術や放射線療法、化学療法、免疫療法などが行われます。
鼻副鼻腔がんは初期段階で発見されることが少ないため、症状が現れた場合は早めに耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。特に、片側だけの鼻詰まりや出血が長期間続く場合には注意が必要です。

まとめ

鼻の中にかさぶたができる症状では緊急性が高い疾患はありません。しかし、一部の疾患では嗅覚に異常をきたす場合、病院での外科治療や内科治療が必要となります。また、鼻だけでなく全身性の疾患が関与している場合もあります。症状が長く続く場合には耳鼻咽喉科で一度検査をうけることが好ましいでしょう。

「鼻の中にかさぶたができる」症状で考えられる病気

「鼻の中にかさぶたができる」症状から医師が考えられる病気は14個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

鼻粘膜の萎縮や乾燥が問題となる疾患・悪性腫瘍

  • 萎縮性鼻炎
  • 上顎洞癌

感染が原因となる疾患

自己免疫が原因となる疾患

内科疾患が原因となる場合

この記事の監修医師