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「膝の痛み」は見逃し厳禁の“前兆”? 軟骨を守る2つの予防法【医師監修】

 公開日:2026/04/27

歩き始めに膝が痛む「スタートペイン」は、変形性膝関節症の代表的な症状の一つです。この記事では、スタートペインが起こるメカニズムや、体重・生活習慣との関連について説明します。頻繁に現れる場合は軟骨の変性が進んでいる可能性があるため、日常生活を振り返るきっかけにしていただければと思います。

松繁 治

監修医師
松繁 治(医師)

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経歴
岡山大学医学部卒業 / 現在は新東京病院勤務 / 専門は整形外科、脊椎外科
主な研究内容・論文
ガイドワイヤーを用いない経皮的椎弓根スクリュー(PPS)刺入法とその長期成績
著書
保有免許・資格
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会認定 脊椎脊髄外科指導医
日本整形外科学会認定 脊椎内視鏡下手術・技術認定医

歩き始めの痛みが示す変形性膝関節症の特徴

歩き始めに膝が痛む現象は、変形性膝関節症の代表的な症状の一つです。この痛みは「スタートペイン」とも呼ばれ、関節軟骨の摩耗が始まっている兆候として重要視されます。

スタートペインのメカニズム

歩き始めの痛みは、安静時に関節内の滑液が偏在し、動き始めに軟骨同士が直接接触することで生じます。通常、滑液は関節面を潤滑し衝撃を吸収しますが、軟骨がすり減ると十分な保護機能が働かず、動き始めに痛みを感じやすくなります。歩き続けると滑液が循環し、痛みが軽減することが多いのが特徴です。

このスタートペインが頻繁に起こる場合、軟骨の変性が進行している可能性が高く、放置すると安静時痛や夜間痛へと進行するリスクがあります。歩き始めの痛みが週に数回以上続く場合は、整形外科での診察を受けることが望ましいです。

歩き始めの痛みと生活習慣の関係

歩き始めの痛みは、体重や日常の活動量と関連があります。肥満傾向にある方や、長時間座る仕事をしている方は、膝関節への負担が大きく、スタートペインが出やすい傾向があります。また、運動不足により膝周囲の筋力が低下すると、関節への衝撃吸収機能が弱まり、痛みが強くなることがあります。

生活習慣を見直し、適度な運動や体重管理を行うことで、歩き始めの痛みを軽減することが期待できます。ウォーキングや水中運動など、膝への負担が少ない運動を取り入れることで、筋力を維持しながら関節の柔軟性を保つことができます。

まとめ

変形性膝関節症のサインを見逃さず、歩き始めの痛みに早期に気づくことが、進行を遅らせる第一歩です。やってはいけない行動を避け、適切な対処法を取り入れることで、膝の健康を長く保つことが可能です。痛みや違和感が続く場合は、整形外科を受診し専門医の診察を受けることをおすすめします。日常生活の工夫と医療の力を組み合わせることで、より快適な生活を送ることができるでしょう。

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