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「機能性表示食品」に含まれる代表成分を医師が解説 内臓脂肪や腸内環境への働きと選び方とは

 公開日:2026/04/10
主な機能性関与成分とその特徴

機能性表示食品の効果を理解するうえで、含まれる機能性関与成分の種類と働きを把握することは大切です。植物由来のものから微生物由来のものまで、成分によって作用や特徴は異なります。本章では、代表的な植物由来成分と微生物由来成分それぞれの種類・機能についてご説明します。

武井 香七

監修管理栄養士
武井 香七(管理栄養士)

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帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科卒業 横浜未来ヘルスケアシステム、戸塚共立第一病院3年7ヶ月勤務 株式会社コノヒカラ、障がい者グループホーム半年勤務 その後フリーランスを経て株式会社Wellness leadを設立。栄養士事業と健康事業を行なっている。

保有免許・資格
管理栄養士資格

主な機能性関与成分とその特徴

機能性表示食品に含まれる機能性関与成分には、それぞれ異なる特徴と作用メカニズムがあります。これらの成分について理解を深めることで、より適切な製品選択が可能になります。

植物由来成分の種類と働き

植物由来の機能性関与成分は、機能性表示食品において非常に多く使用されています。葛の花由来イソフラボンは、体脂肪や内臓脂肪を減らす機能が報告されており、肥満気味の方に注目されている成分です。難消化性デキストリンは水溶性食物繊維の一種で、糖の吸収を穏やかにしたり、脂肪の吸収を抑えたりする働きが知られています。ルテインやゼアキサンチンは目の健康維持に関わる成分で、網膜の黄斑部に存在し、ブルーライトなどの有害な光から目を保護する役割を担っています。また、茶カテキンは脂肪の代謝に関与することが報告されており、体脂肪が気になる方に適した成分として利用されています。

微生物由来成分と機能性

ビフィズス菌や乳酸菌といった微生物由来の成分も、機能性表示食品において重要な位置を占めています。これらのプロバイオティクスは、腸内環境を整えることで便通を改善したり、腸内フローラのバランスを整えたりする働きが報告されています。近年の研究では、腸内環境が全身の健康と関連する可能性が指摘されており、免疫機能や精神状態との関係についても研究が進められています。ビフィズス菌にはさまざまな菌株があり、それぞれ異なる機能性を持つものもあります。例えば、特定の菌株では腸の調子を整えるだけでなく、肌の潤いをサポートする機能や、ストレス軽減に役立つ機能が報告されているものもあります。これらの微生物由来成分は、生きたまま腸に届くことで効果を発揮するタイプと、死菌でも有効なタイプがあり、製品によって特性が異なります。継続的な摂取により腸内環境の改善が期待できるとされています。

まとめ

機能性表示食品は、科学的根拠に基づいて機能性を表示できる制度として、私たちの健康的な生活をサポートする選択肢の一つとなっています。その定義や種類、トクホとの違い、期待される効果、そして使用上の注意点を正しく理解することで、自身の健康状態や目的に合った製品を適切に選ぶことができます。機能性表示食品はあくまで健康の維持や増進を目的としたものであり、疾病の治療を目的とするものではありません。バランスの取れた食事や適度な運動といった基本的な生活習慣のなかに、補助的な手段として位置づけることが大切です。製品選びの際にはパッケージの表示をしっかりと確認し、疑問や不安がある場合は医師や薬剤師などの専門家に相談することをおすすめします。正しい知識と適切な利用により、機能性表示食品を健康づくりに役立てていきましょう。

この記事の監修管理栄養士

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