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「坐骨神経痛」の治療中に何をするとダメ?避けるべき行動と注意点を医師が解説!

 公開日:2026/03/21
「坐骨神経痛」の治療中に何をするとダメ?避けるべき行動と注意点を医師が解説!

坐骨神経痛の治療を受けている間は、治療効果を高めるために特定の行動を控える必要があります。症状が少し改善したからといって、自己判断で薬を中断すると炎症が再燃して症状が悪化する可能性があります。また、医師や理学療法士から特定の運動や活動を控えるよう指示された場合、それには医学的な理由があります。スポーツや趣味の活動についても主治医に確認し、医師の指示を守ることが早期回復につながります。

廣田 智也

監修医師
廣田 智也(ファミリークリニック荒川)

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日本大学医学部卒業。東京女子医科大学整形外科の医局に入り、整形外科医として多数の地域中核病院にて患者診療に携わる。東京女子医科大学助教を務めた後の2022年、東京都北区に位置する「ファミリークリニック荒川」の院長に就任。日本整形外科学会専門医。認知症サポート医、難病指定医、身体障害者福祉法指定医。

治療中に控えるべき行動と注意点

坐骨神経痛の治療を受けている間は、治療効果を高めるために特定の行動を控える必要があります。医師の指示を守ることが、早期回復につながります。

自己判断での薬の中断や変更

坐骨神経痛の治療では、痛みや炎症を抑える薬剤が処方されることが一般的です。症状が少し改善したからといって、自己判断で薬を中断すると、炎症が再燃して症状が悪化する可能性があります。坐骨神経痛によく使われる神経障害痛の薬は、眠気やふらつきなどの副作用を防ぐため、少量から始めて徐々に薬の量を増やしていくのが一般的です。自己判断で中止すると痛みがぶり返すことがあるため、効果が不十分な場合や副作用が気になる場合は、必ず処方医に相談して用量を調整してもらいましょう。
市販の鎮痛薬を追加で服用する際も注意が必要です。処方薬との相互作用や、同じ成分の重複摂取により副作用のリスクが高まることがあります。胃腸障害や肝機能・腎機能への影響も考慮しなければなりません。薬の効果が不十分と感じた場合や、副作用が疑われる場合は、自己判断せず必ず処方医に相談することが大切です。

禁止された運動や活動の実施

医師や理学療法士から特定の運動や活動を控えるよう指示された場合、それには医学的な理由があります。例えば、椎間板ヘルニアの急性期に体幹の前屈や回旋を伴う運動を行うと、ヘルニアが増悪して神経圧迫が強まる危険があります。脊柱管狭窄症では、腰を反らす動作が症状を悪化させることが知られています。
スポーツや趣味の活動についても、主治医に確認することが重要です。ゴルフやテニスなど体をひねる動作を伴うスポーツ、ジョギングなど腰に衝撃が加わる運動は、症状の程度によって一時的に制限されることがあります。マッサージや整体、カイロプラクティックなどを受ける場合も、事前に主治医に相談し、施術者には坐骨神経痛であることを必ず伝えましょう。

まとめ

坐骨神経痛は、適切な知識と早期の対処により、症状をコントロールできる疾患です。痺れの特徴を理解し、悪化させる行動を避け、警告となるサインを見逃さないことが重要です。症状が気になる場合や、日常生活に支障が出始めた場合は、早めに整形外科を受診し、専門医による診察と適切な検査を受けることをおすすめします。一人ひとりの症状や生活状況に合わせた治療計画を立てることで、生活の質を保ちながら症状と付き合っていくことができます。

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