サーモンは食べる美容液? アスタキサンチンがシワ・たるみを防ぐ驚きの抗酸化力

サーモンの鮮やかなピンク色は、アスタキサンチンという天然色素によるものです。アスタキサンチンは強力な抗酸化作用を持つとされ、体内の酸化ストレスを軽減する働きが期待されています。ビタミンEやβ-カロテンと比較しても高い抗酸化力を持ち、細胞膜の内外で活性酸素を除去する働きがあるといわれています。また、肌の弾力性を保つコラーゲンの分解を抑える作用や、紫外線による肌のダメージを軽減する効果も報告されており、内側からの美容ケアとしても注目されています。サーモンに含まれるオメガ3脂肪酸も肌のバリア機能を支える成分です。

監修管理栄養士:
中西 真悠(管理栄養士)
2020年3月 女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科 卒業
2020年4月 株式会社野口医学研究所 入社
同年よりフリーの管理栄養士として活動開始、現在に至る
・法人向け健康経営支援サービスの立ち上げと推進(新規および既存顧客への営業活動を主導)
・食と健康に関する指導プログラムの実施(延べ2000人以上を対象にセミナーや測定会を通じて個別指導を実施)
・SNSでの情報発信によるブランディング
∟ Instagramにて食と健康に関する情報を発信し、フォロワー5万人超を達成
∟ 企業のSNS商品撮影代行やレシピ開発を400件以上実施
・サプリメントや雑貨のお客様相談室にてコールセンター業務を担当
・保険調査業務の実務を担当
目次 -INDEX-
抗酸化作用と美容への期待
サーモンの鮮やかなピンク色は、アスタキサンチンという天然色素によるものです。アスタキサンチンは強力な抗酸化作用を持つとされ、体内の酸化ストレスを軽減する働きが期待されています。
アスタキサンチンの特徴
アスタキサンチンはカロテノイドの一種であり、ビタミンEやβ-カロテンと比較しても高い抗酸化力を持つとされています。細胞膜の内外で活性酸素を除去する働きがあり、紫外線や大気汚染などの外的ストレスから細胞を守る可能性が示唆されています。また、炎症反応を調整する作用も報告されており、慢性的な炎症による組織の損傷を抑える効果が期待されています。
アスタキサンチンの抗酸化作用は、脂質が多い環境でも効果を発揮しやすい点が特徴です。一般的な抗酸化物質の中には、水溶性であるがゆえに脂質部分を守りきれないものもありますが、アスタキサンチンは水溶性と脂溶性の両方の性質を併せ持つ特異な構造をしているため、細胞膜や脂質層を直接保護できると考えられています。
この性質により、サーモンは「脂質を含みながら、その脂質を守る成分も同時に含む」構造になっています。これは自然食品ならではのバランスといえ、加工食品や単一栄養素の摂取では得にくいメリットです。酸化ストレスが蓄積しやすい現代の生活環境において、こうした食品の価値は高まっています。
サーモンに含まれるアスタキサンチンの量は、養殖か天然か、餌の内容などによって異なります。天然のサーモンは餌としてエビやオキアミなどを摂取するため、アスタキサンチンが蓄積されやすいといわれています。養殖の場合でも、餌にアスタキサンチンを含む成分が添加されることが一般的です。
肌の健康と美容効果
アスタキサンチンは肌の弾力性を保つコラーゲンの分解を抑える作用があるとされ、シワやたるみの予防に役立つ可能性が研究されています。また、紫外線による肌のダメージを軽減する効果も報告されており、日焼けによる炎症反応を穏やかにすることが期待されています。
さらに、サーモンに含まれるオメガ3脂肪酸も肌の健康に関わります。細胞膜の構成成分として肌のバリア機能を支え、水分の保持や外部刺激からの保護に寄与します。乾燥肌やアトピー性皮膚炎などの症状緩和に良い影響を与える可能性も示唆されています。これらの成分を日常的に摂取することで、内側からの美容ケアが期待できるでしょう。ただし、効果には個人差があり、年齢や肌質、生活環境などの条件によって現れ方は異なります。
まとめ
サーモンは良質なタンパク質やオメガ3脂肪酸、アスタキサンチン、ビタミン、ミネラルを豊富に含む栄養価の高い食材です。心血管系や脳機能、骨の健康、美容面での効果が期待される一方で、食べ過ぎによる脂質やカロリーの過剰摂取には注意が必要です。適切な摂取量と頻度を守り、他の食材とバランス良く組み合わせることで、健康維持に役立ちます。また、適切な保存方法を実践し、鮮度を保ちながら美味しく摂取することが大切です。日常の食事にサーモンを上手に取り入れ、豊かな食生活を楽しみましょう。なお、本記事で紹介した健康効果には個人差があり、年齢や基礎疾患、生活環境などの条件によって現れ方は異なります。気になる症状がある場合や、特定の疾患をお持ちの方は、専門家にご相談されることをおすすめします。


