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なぜチーズは“1日2個”まで?管理栄養士が警告する、過剰摂取で体に起こる「危険な変化」

 公開日:2026/01/25

チーズは栄養価の高い食品ですが、食べ過ぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。特に脂質や飽和脂肪酸、塩分の過剰摂取は、生活習慣病のリスクを高める要因となります。ここでは、チーズを過剰に摂取することで生じる可能性のある健康リスクについて、具体的な数値や影響を交えながら詳しく解説します。

中西 真悠

監修管理栄養士
中西 真悠(管理栄養士)

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■経歴
2020年3月 女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科 卒業
2020年4月 株式会社野口医学研究所 入社
同年よりフリーの管理栄養士として活動開始、現在に至る

・法人向け健康経営支援サービスの立ち上げと推進(新規および既存顧客への営業活動を主導)
・食と健康に関する指導プログラムの実施(延べ2000人以上を対象にセミナーや測定会を通じて個別指導を実施)
・SNSでの情報発信によるブランディング
 ∟ Instagramにて食と健康に関する情報を発信し、フォロワー5万人超を達成
 ∟ 企業のSNS商品撮影代行やレシピ開発を400件以上実施
・サプリメントや雑貨のお客様相談室にてコールセンター業務を担当
・保険調査業務の実務を担当

チーズの食べ過ぎによる健康リスク

チーズは栄養価の高い食品ですが、食べ過ぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、過剰摂取によるリスクについて詳しく見ていきます。

脂質と飽和脂肪酸の過剰摂取

チーズには脂質が多く含まれており、100gあたり20〜35g程度の脂質を含むものが一般的です。脂質は1日のエネルギー摂取量の20〜30%を脂質から摂取することが推奨されていますが、チーズを食べ過ぎるとこの割合を超えてしまう可能性があります。
特に注意が必要なのが、チーズに多く含まれる飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸を過剰に摂取すると、血中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が増加し、動脈硬化のリスクが高まることが知られています。動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患の原因となるため、飽和脂肪酸の摂取量には注意が必要です。ただし、乳製品の脂質については、近年の大規模な研究で心疾患リスクを必ずしも高めないという報告も増えています。
また、脂質の過剰摂取は体重増加にもつながります。エネルギー摂取量が消費量を上回る状態が続くと、余剰分が体脂肪として蓄積され、肥満を引き起こします。肥満は糖尿病や高血圧、脂質異常症などのメタボリックシンドロームの構成要素であり、さまざまな生活習慣病のリスク因子となります。チーズを楽しむ際は、量を意識し、1日あたりプロセスチーズなら1〜2個、スライスチーズなら1〜2枚(約20〜30g)を目安にしましょう。

塩分の過剰摂取と高血圧リスク

チーズには塩分が含まれており、種類によって含有量は異なりますが、100gあたりの塩分量は、プロセスチーズで約2.8g、ブルーチーズで約3.8g程度です。特にプロセスチーズやブルーチーズなどは塩分が多い傾向にあります。日本人の食塩摂取量の目標値は、成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満とされていますが、実際の摂取量はこれを上回っていることが多く、塩分の過剰摂取が問題となっています。
塩分を過剰に摂取すると、体内のナトリウム濃度が上昇し、それを薄めるために水分が保持されます。その結果、血液量が増加して血圧が上昇しやすくなります。高血圧は脳卒中や心疾患、腎臓病などのリスクを高める重要な因子であり、長期的な健康管理において血圧のコントロールは重要です。
チーズを日常的に食べる場合は、他の食事での塩分摂取量も考慮する必要があります。例えば、加工食品やインスタント食品、外食などは塩分が多い傾向にあるため、これらと組み合わせるとさらに塩分の総摂取量が増えてしまいます。チーズを食べる際は、塩分の少ないモッツァレラチーズやリコッタチーズを選んだり、食事全体での塩分バランスを意識したりすることが大切です。

まとめ

チーズは豊富な栄養素を含み、骨や歯の健康維持、腸内環境の改善、免疫機能のサポートなど、さまざまな健康効果が期待できる食品です。一方で、脂質や塩分が多く含まれるため、食べ過ぎると肥満や高血圧などのリスクが高まる可能性があります。適量を守り、食物繊維やビタミンCを含む食材と組み合わせることで、栄養バランスの取れた食生活を実現できます。また、適切な保存方法を実践することで、チーズの美味しさを長く楽しむことができるでしょう。日々の食事にチーズを上手に取り入れ、健康的な生活をサポートしていきましょう。

この記事の監修管理栄養士

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