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栄養吸収率が劇的に変わる?チーズの健康効果を最大化させる“意外な組み合わせ”とは

 公開日:2026/01/22
栄養吸収率が劇的に変わる?チーズの健康効果を最大化させる“意外な組み合わせ”とは

チーズの栄養価を語るうえで、脂質とビタミンの存在も見逃せません。これらの栄養素は、エネルギー源となるだけでなく、体内のさまざまな機能を調整する役割を担っています。脂溶性ビタミンやビタミンB群といった栄養素がどのようにチーズに含まれ、どのような健康効果をもたらすのか、発酵による栄養価の向上とともに詳しく見ていきましょう。

中西 真悠

監修管理栄養士
中西 真悠(管理栄養士)

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■経歴
2020年3月 女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科 卒業
2020年4月 株式会社野口医学研究所 入社
同年よりフリーの管理栄養士として活動開始、現在に至る

・法人向け健康経営支援サービスの立ち上げと推進(新規および既存顧客への営業活動を主導)
・食と健康に関する指導プログラムの実施(延べ2000人以上を対象にセミナーや測定会を通じて個別指導を実施)
・SNSでの情報発信によるブランディング
 ∟ Instagramにて食と健康に関する情報を発信し、フォロワー5万人超を達成
 ∟ 企業のSNS商品撮影代行やレシピ開発を400件以上実施
・サプリメントや雑貨のお客様相談室にてコールセンター業務を担当
・保険調査業務の実務を担当

チーズに含まれる脂質とビタミン

チーズの栄養価を語るうえで、脂質とビタミンの存在も見逃せません。これらの栄養素は、エネルギー源となるだけでなく、体内のさまざまな機能を調整する役割を担っています。

脂質の種類と脂溶性ビタミン

チーズには脂質が多く含まれており、この脂質の大部分は飽和脂肪酸ですが、一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸も含まれています。飽和脂肪酸は過剰摂取により血中コレステロール値の上昇と関連するとされていますが、一方で、乳製品の飽和脂肪酸は、近年の研究で他の脂肪とは代謝や健康への影響が異なる可能性も報告されています。適量であればエネルギー源として重要な役割を果たします。
脂溶性ビタミンとしては、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンKが含まれています。ビタミンAは視覚機能や皮膚の健康維持に、ビタミンEは抗酸化作用により細胞の老化を防ぎ、ビタミンKは血液凝固や骨の代謝に関わります。これらのビタミンは脂質とともに存在することで吸収効率が高まります。

ビタミンB群と発酵による栄養価の向上

チーズには水溶性ビタミンであるビタミンB群も含まれています。特にビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸などが比較的豊富です。ビタミンB2は脂質や糖質の代謝に関わり、皮膚や粘膜の健康を保ちます。
ビタミンB12は赤血球の形成や神経機能の維持に不可欠であり、植物性食品にはほとんど含まれないため、動物性食品であるチーズは重要な供給源となります。発酵食品であるチーズは、製造過程で用いられる乳酸菌やカビなどの微生物の働きによって、ビタミンの含有量が増加することがあります。特にビタミンB2やビタミンKは、微生物が産生することで元の牛乳よりも含有量が高まります。
また、発酵によって生成される生理活性ペプチドや有機酸なども、チーズの栄養的価値を高めています。これらの成分は、消化を助けたり、腸内環境を整えたりする働きが期待されており、単に栄養素の総量だけでなく、発酵による質的な変化もチーズの特徴といえます。

まとめ

チーズは豊富な栄養素を含み、骨や歯の健康維持、腸内環境の改善、免疫機能のサポートなど、さまざまな健康効果が期待できる食品です。一方で、脂質や塩分が多く含まれるため、食べ過ぎると肥満や高血圧などのリスクが高まる可能性があります。適量を守り、食物繊維やビタミンCを含む食材と組み合わせることで、栄養バランスの取れた食生活を実現できます。また、適切な保存方法を実践することで、チーズの美味しさを長く楽しむことができるでしょう。日々の食事にチーズを上手に取り入れ、健康的な生活をサポートしていきましょう。

この記事の監修管理栄養士

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