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買ってきたパックのままはNG? まぐろの鮮度を守る「正しい保存方法」を管理栄養士が解説

 公開日:2026/01/17
冷蔵保存の基本と注意点

まぐろは鮮度が落ちやすい食材であり、購入後は適切な保存方法で品質を維持することが求められます。温度管理や保存期間の目安を理解し、正しい処理方法を実践することで、おいしさと安全性を保つことができます。ここでは、冷蔵保存の基本的な手順と鮮度を見極めるポイントについてお伝えします。

中西 真悠

監修管理栄養士
中西 真悠(管理栄養士)

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■経歴
2020年3月 女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科 卒業
2020年4月 株式会社野口医学研究所 入社
同年よりフリーの管理栄養士として活動開始、現在に至る

・法人向け健康経営支援サービスの立ち上げと推進(新規および既存顧客への営業活動を主導)
・食と健康に関する指導プログラムの実施(延べ2000人以上を対象にセミナーや測定会を通じて個別指導を実施)
・SNSでの情報発信によるブランディング
 ∟ Instagramにて食と健康に関する情報を発信し、フォロワー5万人超を達成
 ∟ 企業のSNS商品撮影代行やレシピ開発を400件以上実施
・サプリメントや雑貨のお客様相談室にてコールセンター業務を担当
・保険調査業務の実務を担当

冷蔵保存の基本と注意点

まぐろは鮮度が落ちやすい食材であり、購入後は適切な保存方法で品質を維持することが求められます。冷蔵保存の際の温度管理や保存期間の目安を理解することが重要です。

購入後すぐの処理方法

まぐろを購入したら、できるだけ早く冷蔵庫に入れることが基本です。刺身用のまぐろは特に鮮度管理が重要であり、常温に放置する時間を少なくすることで細菌の増殖を抑えられます。購入時のトレイのまま保存するのではなく、キッチンペーパーで表面の水分を軽く拭き取り、新しいラップで包み直すことで鮮度が保ちやすくなります。
冷蔵庫内の温度はチルド室(0〜2℃程度)が理想的であり、通常の冷蔵室(3〜5℃程度)よりも低温で保存することで、鮮度の劣化を遅らせることができます。また、まぐろから出るドリップ(たんぱく質や旨味成分を含んだ水分)は細菌の栄養源となるため、こまめに拭き取ることが望ましいとされています。夏場や気温の高い時期は特に注意が必要であり、保冷バッグや保冷剤を活用して持ち帰ることも有効です。

保存期間の目安と鮮度の見極め

冷蔵保存したまぐろは、購入当日または翌日中に消費することが推奨されます。刺身として生食する場合は特に鮮度が重要であり、2日以上経過したものは加熱調理に切り替えるほうが適切です。鮮度の見極めには、色の変化、臭い、触感が目安となります。
新鮮なまぐろは鮮やかな赤色をしており、時間が経つとメト化という現象により褐色に変化します。また、異臭がする場合や表面がぬめる場合は、品質が劣化している証拠です。購入時にパック詰めされたものは消費期限が記載されていますが、開封後は期限に関わらず早めに食べることが重要です。冷蔵保存では限界があるため、すぐに食べない場合は冷凍保存に切り替える判断も必要です。食中毒を防ぐためにも、鮮度に疑問がある場合は無理に食べず、処分する勇気も大切です。

まとめ

まぐろは良質なたんぱく質や必須脂肪酸(DHA・EPA)が豊富で、日常の食事に取り入れやすい優れた食材ですが、メチル水銀の蓄積やアレルギーのリスクなど注意すべき点も存在します。適切な摂取量を守り、鮮度管理を徹底することで、まぐろの持つ健康効果を適切に享受できます。ビタミンCや脂質を組み合わせたバランスのよい食べ合わせや保存方法を実践し、日々の食生活に上手に取り入れることで、心身の健康維持に役立てることができるでしょう。気になる症状がある場合や、妊娠中などの特別な状況にある場合は、専門の医療機関や管理栄養士に相談することをおすすめします。正しい知識を身につけることで、まぐろは一生の健康を支える心強い味方になってくれるはずです。

この記事の監修管理栄養士

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