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まぐろを食べた後に後悔?やってはいけない「NGな保存と食べ方」2つの原因【医師解説】

 公開日:2026/01/14
まぐろを食べた後に後悔?やってはいけない「NGな保存と食べ方」2つの原因【医師解説】

まぐろを食べた後に体調不良が起こる原因には、免疫反応による「食物アレルギー」と、食品中に含まれる物質による「食中毒」の2つがあります。症状が似ている場合もありますが、発生の仕組みや対応方法は異なります。安全に楽しむために、それぞれの特徴と予防法について正しく理解しておきましょう。

中西 真悠

監修管理栄養士
中西 真悠(管理栄養士)

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■経歴
2020年3月 女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科 卒業
2020年4月 株式会社野口医学研究所 入社
同年よりフリーの管理栄養士として活動開始、現在に至る

・法人向け健康経営支援サービスの立ち上げと推進(新規および既存顧客への営業活動を主導)
・食と健康に関する指導プログラムの実施(延べ2000人以上を対象にセミナーや測定会を通じて個別指導を実施)
・SNSでの情報発信によるブランディング
 ∟ Instagramにて食と健康に関する情報を発信し、フォロワー5万人超を達成
 ∟ 企業のSNS商品撮影代行やレシピ開発を400件以上実施
・サプリメントや雑貨のお客様相談室にてコールセンター業務を担当
・保険調査業務の実務を担当

食後に起こる体調不良のリスクと注意点

まぐろを食べた後に体調不良が起こる原因には、免疫反応による「食物アレルギー」と、食品中に含まれる物質による「食中毒」の2つがあります。これらは症状が似ている場合もありますが、発生の仕組みや対応方法は異なるため、正しく理解しておくことが重要です。

食物アレルギー(免疫反応)としてのリスク

魚介類は食物アレルギーの原因となることがあり、まぐろも例外ではありません。魚アレルギーは小児から成人まで幅広い年齢層で発症する可能性があり、特定のたんぱく質成分に対して免疫系が過剰に反応することで起こります。
まぐろに含まれる代表的なアレルゲンはパルブアルブミンと呼ばれるたんぱく質で、多くの魚に共通して存在しています。そのため、まぐろで症状が出る方は、ほかの魚でも同様の反応が起こる可能性があります。ただし、まぐろなどの赤身魚は、タラやタイなどの白身魚と比較してパルブアルブミンの含有量が少ないことが知られており、反応の出方は魚種によって異なる場合があります。
症状は、皮膚のかゆみやじんましんといった軽いものから、腹痛や下痢などの消化器症状、重い場合には呼吸困難や血圧低下を伴うアナフィラキシーに至ることもあります。魚を食べるたびに同じような症状を繰り返す場合は、自己判断せず、アレルギー専門医を受診し検査を受けることが大切です。

ヒスタミンによる食中毒

まぐろでは、ヒスタミンによる食中毒が起こることがあります。これは免疫反応ではなく、鮮度が低下した魚の中で生成されたヒスタミンという化学物質を摂取することで生じる中毒です。見た目の症状がアレルギーに似ているため「アレルギー様食中毒」と呼ばれることもありますが、真の食物アレルギーとは異なる病態です。
ヒスタミンは、魚肉中に含まれるヒスチジンというアミノ酸が、細菌の作用によって変化することで生成されます。常温での保存時間が長いほど増えやすく、いったん生成されたヒスタミンは加熱しても分解されません。
症状としては、顔のほてりや紅潮、頭痛、じんましん、吐き気などが現れますが、多くの場合は数時間以内に自然に軽快します。この中毒は体質による免疫反応ではないため、一度起こっても必ずしも今後まぐろを避け続ける必要があるわけではありません。予防のためには、購入後すぐに冷蔵・冷凍保存することのほかに、ヒスタミンはほぼ無味無臭であり、色やにおいでは判断できないため、温度管理を徹底することが最も重要です。

まとめ

まぐろは良質なたんぱく質や必須脂肪酸(DHA・EPA)が豊富で、日常の食事に取り入れやすい優れた食材ですが、メチル水銀の蓄積やアレルギーのリスクなど注意すべき点も存在します。適切な摂取量を守り、鮮度管理を徹底することで、まぐろの持つ健康効果を適切に享受できます。ビタミンCや脂質を組み合わせたバランスのよい食べ合わせや保存方法を実践し、日々の食生活に上手に取り入れることで、心身の健康維持に役立てることができるでしょう。気になる症状がある場合や、妊娠中などの特別な状況にある場合は、専門の医療機関や管理栄養士に相談することをおすすめします。正しい知識を身につけることで、まぐろは一生の健康を支える心強い味方になってくれるはずです。

この記事の監修管理栄養士

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