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「自律神経失調症」の原因はご存知ですか?【医師監修】

 公開日:2025/03/08

自律神経失調症の原因について解説していきます。

※この記事はMedical DOCにて『「自律神経失調症」を発症したら「食べてはいけないもの」はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 有毅

監修医師
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)

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専門領域分類
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医

自律神経失調症とは

自律神経失調症について教えてください。

自律神経は、緊張するような場面で働く交感神経と、リラックスするような場面で働く副交感神経の2つがあるといわれています。何らかのストレスが引き金となり、この2つがコントロールされないことによって引き起こされるのが自律神経失調症です。この自律神経失調症という病名は医学的に正式ではなく、広い定義として使用されています。これは、暫定的に自律神経失調症と診断することで、適切な処置を行い重症化することを避けられる可能性があるためです。ただし、自律神経失調症の診断には、身体に病気がなく明らかな精神症状がないことの確認が必要です。このような特徴がある自律神経失調症には、以下のような症状があります。

  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 動悸
  • 発汗
  • 息切れ
  • 食欲不振

上記の症状はごく一部ですが、あらわれる症状は個人で異なるのが特徴です。時間が経つと症状が変わる方もいるため、病院で検査をしても原因がわからないといわれることも少なくありません。

発症する原因は何ですか?

自律神経失調症が発症する原因は、大きく3つに分けられます。

  • 自律神経症状が起こりやすい体質
  • ストレス反応
  • 精神症状

これらが混合して引き起こされていることもあるので、区別が難しいともいわれています。検査でも異常がみられないことがあり、診断には医師の丁寧な診察が必要となるでしょう。また、自律神経失調症の検査だけでなく、引き起こされている症状から別の身体疾患の可能性も考えて検査が行われます。

編集部まとめ

自律神経が乱れることで引き起こされるのが自律神経失調症です。症状は個人によってさまざまで、検査にいっても原因がわからないといわれることも少なくありません。

そんな自律神経失調症を改善するために食事を見直すことも大切です。食事を見直す際は、タンパク質や鉄・ビタミンA・ビタミンB群などバランスよく栄養を摂取しましょう。

特に気をつけるポイントとして、控えたほうがいいものがあります。それは、炭水化物や砂糖を多く含むお菓子です。これらは、血糖値の急激な変化が起こり自律神経が乱れる原因となります。過度な摂取に気をつけましょう。

また、腸内環境を整えることも自律神経失調症を改善するひとつのポイントです。ヨーグルトやサプリメントなどを毎日摂り続けることで、症状改善の効果に期待できます。

これまでご紹介してきた日々の食べものの見直しだけでなく、散歩や体操などのストレス解消法も取り入れながら、自律神経失調症の改善に取り組みましょう。

焦らず自分のペースで進めることで、きっと効果があらわれてきます。

この記事の監修医師

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