「食道炎」は”胃以外にも症状”が起こる?原因となりやすい人も医師が解説!
公開日:2026/03/03

食道炎の中で代表的なものに逆流性食道炎があります。ここ20年間で患者数が増えその数は約5倍にも上り、現在も治療中の方は多くいらっしゃいます。
本記事では症状と原因について解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「食道炎」の症状・なりやすい人の特徴・予防法はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
食道炎の原因や症状

食道炎の原因は?
食道の粘膜に炎症が起きる食道炎で、最も症例数が多いのは逆流性食道炎です。原因は食道と胃のつなぎ目にある下部食道括約筋の筋肉が弱くなり緩み、胃酸を含んだ胆汁や膵液などの内容物が胃から食道へ逆流してしまうことにあります。
この下部食道括約筋の筋肉が緩む原因は、食べ過ぎ・早食い・高脂質食・加齢・肥満・衣服による締め付けなどがあげられます。また、他の食道炎の症例で、感染症により起きるカンジダ性食道炎・ヘルペスなどのウイルス性食道炎は免疫力の低下が主な原因です。
内服薬が食道内に停滞することで起きる薬剤性食道炎は、医薬品を飲む際に水分が足りなかったり、飲んだ後すぐに横になったりすることが原因です。また、刺激の強い薬剤を飲んで起きる腐食性食道炎は、洗剤や漂白剤などをお子さんが誤飲してしまうことで発症します。
この下部食道括約筋の筋肉が緩む原因は、食べ過ぎ・早食い・高脂質食・加齢・肥満・衣服による締め付けなどがあげられます。また、他の食道炎の症例で、感染症により起きるカンジダ性食道炎・ヘルペスなどのウイルス性食道炎は免疫力の低下が主な原因です。
内服薬が食道内に停滞することで起きる薬剤性食道炎は、医薬品を飲む際に水分が足りなかったり、飲んだ後すぐに横になったりすることが原因です。また、刺激の強い薬剤を飲んで起きる腐食性食道炎は、洗剤や漂白剤などをお子さんが誤飲してしまうことで発症します。
症状を教えてください。
代表的な症状は、胸やけする感覚や苦味・酸味が上がってくる、胃のむかつき感・胃もたれするといった不快感です。吐き気・食欲不振・肩こり・耳の痛みを生じることや、横になることで逆流しやすくなるため睡眠時に症状が現れて眠りを妨げられることもあります。
食後にみぞおちの痛みがあったり、喉の違和感・声の掠れ・咳が続いたりすることがあり、喉まで上がってきた胃酸により気管支喘息や中耳炎を起こす方もいらっしゃいます。
食後にみぞおちの痛みがあったり、喉の違和感・声の掠れ・咳が続いたりすることがあり、喉まで上がってきた胃酸により気管支喘息や中耳炎を起こす方もいらっしゃいます。
食道炎になりやすいのはどのような人ですか?
主に次のような生活習慣が原因で起きる傾向があります。
- 食べ過ぎや早食いする習慣のある人
- 高脂質の食事・アルコール・刺激物を好む人
- 食後すぐに横になる人
- 喫煙をよくする人
- 衣服でお腹を締め付ける・肥満の人
- 長時間前かがみの姿勢をとる人
- 中高年~高齢者
逆流性食道炎は、成人の10~20%罹患しているといわれており下部食道括約筋の衰えも原因であることから、特に高齢者に多くみられます。
編集部まとめ

食道炎について解説しました。食道炎になりやすい人に当てはまる項目がありましたら、是非予防のためにも意識して見直してみましょう。
女性は便秘・きついガードル・ベルトなど腹部周辺の圧迫を避けること、熱すぎる食べ物や香辛料がお好きな方も摂取のし過ぎには注意が必要です。
気を付けたい食事についても、食材をバランスよく摂ることが大切なのですね。好きなものに偏らないよう何事も適度が一番です。