「足底腱膜症」が重症化するとどうなるかご存知ですか?治療法も解説!医師が監修!
公開日:2025/01/25
怪我をしたわけではないのに、ある日突然足底が痛くなったり、その影響で歩けなくなったりしていませんか。
そういった症状で色々調べると、浮かび上がってくるのがこの足底腱膜症(そくていけんまくしょう)です。
足底腱膜症という聞き慣れない言葉に不安を感じる方も多いと思います。
そこで今回は、足底腱膜症の症状や原因・なりやすい人・治療方法・重症化した場合・放置するリスクを詳しく解説します。
この記事を最後まで読めば、足底腱膜症について知れるので、受診の目安や痛みを起こさないために日常でできることも確認できるでしょう。
足の痛みにお悩みの方や足底腱膜症が疑われる方は是非参考になさってください。
※この記事はMedical DOCにて『「足底腱膜症」の症状・原因・やってはいけないことはご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)
プロフィールをもっと見る
徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。
足底腱膜症の治療
受診を検討するべき症状を教えてください。
足底腱膜症で受診を検討すべき症状は強い腫れや痛み、痛みによる歩行困難がある場合です。これらの症状が軽い場合は、自分でマッサージやストレッチを行うことによって改善することもあります。
しかし、自宅でケアをしても痛みが改善しない、または痛みが強くなってしまった場合には早めにお近くの整形外科か接骨院等にご相談ください。
しかし、自宅でケアをしても痛みが改善しない、または痛みが強くなってしまった場合には早めにお近くの整形外科か接骨院等にご相談ください。
どのような治療を行いますか?
足底腱膜症の治療には、体外式衝撃治療・薬物療法・リハビリテーション・手術などがあります。体外式衝撃治療は、衝撃波を患部に照射して、痛みを軽減したり、炎症の回復を助けるものになります。
この体外式衝撃治療は、手術の前に行われることもあり、保険適用で受けられる治療になります。また、手術より効果的な場合も多く、よく行われる治療方法です。薬物療法では、抗炎症薬や痛み止め薬を使用する場合もあるのです。これにより、痛みを軽減し炎症が抑えられます。
リハビリテーションでは、適度な運動やストレッチングを行うことで痛みの軽減が期待できます。また、足底板の使用やテーピング、マッサージも効果的です。他にも、靴の中に足に合ったインソールを入れ、普段の生活を送ることによって症状の悪化を防止するものもあります。
足底腱膜症の治療には、ほとんどの場合こういった保存療法が行われることが多いですが、重度の足底腱膜症の場合、手術を行って痛みの軽減を促す処置をすることもあるのです。
この体外式衝撃治療は、手術の前に行われることもあり、保険適用で受けられる治療になります。また、手術より効果的な場合も多く、よく行われる治療方法です。薬物療法では、抗炎症薬や痛み止め薬を使用する場合もあるのです。これにより、痛みを軽減し炎症が抑えられます。
リハビリテーションでは、適度な運動やストレッチングを行うことで痛みの軽減が期待できます。また、足底板の使用やテーピング、マッサージも効果的です。他にも、靴の中に足に合ったインソールを入れ、普段の生活を送ることによって症状の悪化を防止するものもあります。
足底腱膜症の治療には、ほとんどの場合こういった保存療法が行われることが多いですが、重度の足底腱膜症の場合、手術を行って痛みの軽減を促す処置をすることもあるのです。
治療期間を教えてください。
足底腱膜症の治療期間は、症状や重症度によって異なります。軽度の症状の場合は数週間から数か月で改善することもあるのです。しかし、重症の場合は数か月から数年の治療期間が必要になることもあります。
また治るまでの期間は治療方法によっても異なります。例えば、足底腱膜症が軽度の場合は適度な運動やストレッチングで痛みを軽減でき、数週間から数か月で改善が期待できるのです。
一方で、重症の場合は手術を行う場合もあり、数か月から数年の治療期間が必要になることもあります。
また治るまでの期間は治療方法によっても異なります。例えば、足底腱膜症が軽度の場合は適度な運動やストレッチングで痛みを軽減でき、数週間から数か月で改善が期待できるのです。
一方で、重症の場合は手術を行う場合もあり、数か月から数年の治療期間が必要になることもあります。
足底腱膜症が重症化するとどうなるのでしょうか?
足底腱膜症が重症化すると、足底やその周りの痛みが強くなり歩行が困難になることもあります。また、安静時にも激しい痛みに襲われて睡眠に影響が出ることもあるのです。
それほどの痛みになるとステロイド剤の投与や手術が必要になる場合もあります。ただし、投薬や手術はリスクも伴いますので慎重に判断する必要があるでしょう。
それほどの痛みになるとステロイド剤の投与や手術が必要になる場合もあります。ただし、投薬や手術はリスクも伴いますので慎重に判断する必要があるでしょう。
編集部まとめ
今回は足底腱膜症の症状や原因・なりやすい人・治療方法・重症化した場合・放置するリスクを取り上げました。
足底の痛みは、軽いものだと病院に行く必要はないと思われがちです。しかし、重症化すると痛みで日常生活に支障が出てしまうこともあるので、早めの対策が必要なことがわかりました。
また、ご自身の習慣や体質・年齢や既往歴によって足底腱膜症のなりやすさが変わるので、当てはまる項目が多い方は早めの対策をしましょう。
参考文献