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「注意欠陥・多動性障害」の症状・原因・受診の目安はご存知ですか?【医師監修】

 公開日:2025/02/27
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の症状と原因

日常生活の中で、集中力がない・失敗が多い・人間関係でトラブルを起こしやすいなどの困りごとを抱えていませんか。

このような悩みを調べた際に、注意欠陥・多動性障害(ADHD)に行きついた人も少なからずいらっしゃるでしょう。

最近よく耳にする注意欠陥・多動性障害(ADHD)という障害は一体どのようなものなのでしょうか。

今回は注意欠陥・多動性障害(ADHD)の特性・原因・受診の目安などについて詳しく解説いたします。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)が疑われ詳しく知りたいと考える方は、是非ご参考になさってください。

※この記事はMedical DOCにて『「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」の症状・原因・受診の目安はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 有毅

監修医師
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)

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専門領域分類
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医

注意欠陥・多動性障害(ADHD)の症状と原因

手持ちプラカードを持つお母さん

注意欠陥・多動性障害(ADHD)とはどのような症状ですか?

注意欠陥・多動性障害(ADHD)は子供から大人まで幅広い世代にみられます。症状は年齢や性別によってさまざまですが、以下のようなものが代表的です。

  • 集中できず注意力散漫
  • 課題を終わらせるのに時間がかかる
  • 物事に取り掛かるまでに時間がかかる
  • 整理整頓が苦手
  • 空間や時間の概念が薄い
  • 感情が高ぶりやすく周囲とのトラブルが目立つ
  • 落ち着きがなくじっとしていられない

注意欠陥・多動性障害(ADHD)は自閉スペクトラム症や限局性学習症などの精神障害や、発達性協調運動症などの身体疾患と併発するケースもあるため、専門家による検査や相談を行ったうえで診断や治療に移ります。
幼少期から特性が表れる場合もあり、子供の育てにくさから養育者が医療機関などで相談した結果、診断されることも少なくありません。診断される割合は、子供の場合では男女比が3~5:1と男の子のほうが多く、大人の場合では男女間での差はほとんどありません。

原因を教えてください。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)の原因は一つだけではなくさまざまな要因が組み合わさっていると考えられていますが、はっきりとは解明されていません。脳の遺伝的な異常や生物学的な異常など、いくつかの要因が挙げられていますが、未だ研究段階であるといえるでしょう。
また、母親が妊娠中に飲酒喫煙高濃度ホルモン剤の摂取を行うと、子供がADHDになるリスクを高めてしまうことが分かっています。

病院を受診する目安を教えてください。

注意力が散漫・感情が高ぶりやすい・じっとしていられないなどの状態で、学校や仕事などの日常生活に支障をきたしている場合には、病院で受診するようにしましょう。
当事者が困りごとに気づいていない場合もあるため、家族や学校など周りの人が受診を勧めることも大切です。しかし、注意欠陥・多動性障害(ADHD)を含む発達障害は非常にデリケートな問題のため、本人への伝え方には十分な配慮が必要となります。

編集部まとめ

手を繋ぐイメージと光の背景
子供から大人まで幅広い年代にみられる注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、注意力や運動のコントロールの難しさから、学校・職場・人間関係など日常生活に支障をきたします。

時にはそれらの困りごとが原因で、自己評価が低くなり不安やうつなど心理的な問題を引き起こすケースもあるのです。

療育・心理療法・薬物療法などを継続的に取り入れながら、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の特性をコントロールし、生活の質の向上を目指すことが大切です。

日常での困りごとから生き辛さを感じる場合には、我慢せずに専門のクリニックや病院などで相談しましょう。

この記事の監修医師

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