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【この時期注意】「暖房病」の受診の目安となる症状はご存知ですか?医師が監修!

 公開日:2025/01/11

寒い時期になりやすい病気として暖房病があります。暑い時期の冷房病は聞いたことがあり、同様の症状と思う方も多いかもしれません。

しかし、原因や細かい症状は全く異なります。勘違いしたままでは、思わぬ体調不調を招く可能性もあるでしょう。

そこで本記事では、暖房病についてご紹介します。症状・原因・病院へ行く目安・受診する科・暖房病の対策なども詳しく解説するので参考にしてください。

※この記事はMedical DOCにて『「暖房病」になると現れる症状・対策はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

中路 幸之助

監修医師
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

プロフィールをもっと見る
1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

暖房病の受診と治療

話を聞く医者

病院へ行くべき暖房病の症状はありますか?

病院に行くべき暖房病の症状としては、吐き気や頭痛が挙げられます。
脱水症状によりこれらの症状を引き起こす可能性があるとご紹介しましたが、実は初期段階にみられる症状があります。主な初期症状としては、口の粘つきや肌のかさつきです。この状態では、脱水はまだ軽度の段階です。
しかし、脱水が進行すると吐き気や頭痛を感じるようになります。危険な状態の可能性もあるため、これらの症状を感じた場合には専門の医療機関を受診した方が良いでしょう。

何科を受診すれば良いでしょうか?

暖房病による体調不良を感じた場合には、内科を受診しましょう。脱水症状に対して、経口補水液などを使用して治療が行われます。また、緊急を要するような症状がみられた場合には救急科を受診しましょう。

治療方法を教えてください。

暖房病の治療方法としては、脱水症状の改善に向けての対処を行います。主な治療方法は、自力で口から水分補給が可能な場合には、経口補水液などの投与を行います。
しかし、重度の脱水症状を引き起こしている方や高齢の方の場合は、自力での飲食が困難なほど衰弱しているケースもあるでしょう。その場合は、点滴により水分や電解質の補給を行います。
また、頭痛やめまいなどの症状以外にも、血圧の低下や意識障害などの症状がみられる際には入院したうえでの治療が必要となる可能性もあります。

編集部まとめ

額に手を当てている女性
暖房病は、乾燥から脱水症状を引き起こし、さまざまな体調の悪化を招く可能性があります。

脱水症状は夏に起きるものと思われる方も多いですが、エアコンなどの効きすぎによって冬でも起こるのです。

少しでも頭痛や上半身だけ温まり過ぎているといった違和感を覚えた場合には、部屋の加湿や空気の入れ替えにより対処しましょう。

また、同時に専門の医療機関への受診も大切です。早期発見と早期治療が、症状悪化の防止につながります。

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