FOLLOW US

目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 配信コンテンツ
  3. 「モートン病」の兆候となる症状・原因・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?

「モートン病」の兆候となる症状・原因・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?

 公開日:2024/10/17

日常生活の中で、足の指の付け根に痛みが生じることはないでしょうか。その症状は「モートン病」による可能性があります。

モートン病は、過度な運動や圧迫感のある靴の常用によって発症し、近年では発症者が増えてきています。発症初期にはテーピングなどで対処が可能ですが、症状が進行すると手術が必要なケースも。

本記事ではモートン病になりやすい人、兆候としてみられる症状やリスクや治療方法について詳しく解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「モートン病」の兆候となる症状・原因・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

郷 正憲

監修医師
郷 正憲(徳島赤十字病院)

プロフィールをもっと見る
徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。

モートン病とは?

マッサージ

モートン病とはどんな病気ですか?

モートン病(モートン神経種)は、足の裏や足趾(そくし=足の指)の付け根に痛みを生じる疾患です。足趾の付け根から指先にかけて向かう神経が、足趾の付け根の部位で慢性的に圧迫されることで発症します。
個人差はありますが、足の中指と薬指の間に発症することが最も多いです。

モートン病の兆候としてみられる症状を教えてください。

モートン病の兆候としてみられる症状は、足趾の付け根の痛み・しびれ・けいれんなどです。症状が進行すると、足趾の付け根の神経周囲が徐々に腫れて赤みを帯びていき、ピリピリと刺すような痛み、しびれやけいれんなどの症状が強く現れます。重症の場合には、歩けないほどの痛みが生じる場合があります。

モートン病を発症する原因は何ですか?

モートン病の主な原因は、足趾の付け根に負担がかかる原因としては、ハイヒールなどのつま先が細い靴を常用することや外反母趾(がいはんぼし)などの骨の形態異常がありますし、ほかの発症原因としてはガングリオン(ゼリー状の内容物が詰まったこぶ)などの腫瘍が神経を圧迫することなどが挙げられます。

モートン病になりやすい人の特徴はありますか?

ハイヒールなどつま先の細い靴を常用している方や長時間立ちっぱなしなことが多い方、つま先立ちの多い作業をされる方は、足趾付け根の神経が圧迫されやすくモートン病になりやすいです。

編集部まとめ

医者
本記事では、モートン病になりやすい人、兆候としてみられる症状やリスクや治療方法について詳しく解説しました。

モートン病は、過度な運動や圧迫感のある靴の常用によって発症し、最悪の場合には歩けなくなるほどの強い痛みを伴う可能性もあります。

日常的に運動運動をする方や、ハイヒールなど足に負担のかかりやすい靴を着用する方は、時々足を休ませてあげることが、モートン病の予防に効果的です。

また、症状が進行すると手術が必要となるケースもあるため、モートン病の疑いがあると感じた方は、症状を我慢せず専門医を受診するようにしてください。

この記事の監修医師