「逆流性食道炎」と診断された際にやってはいけないことはご存知ですか?
朝起きた時に胃のムカつきを感じたり、食後の胃もたれなどで気持ち悪くなったりなどしませんか?
胃から食道あたりに起こる不快感は、逆流性食道炎という病気の代表的な症状かもしれません。
たいしたことがないからといって市販の胃腸薬で対応していると、次第に悪化し別の病気を併発する可能性が高くなります。
今回は、逆流性食道炎の症状や原因・治療法・予防法について詳しく解説します。
胃のムカつきや胃もたれに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
※この記事はMedical DOCにて『「逆流性食道炎」を発症しやすい人の特徴はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)
目次 -INDEX-
逆流性食道炎と診断されたとき気をつけること
積極的に生活に取り入れるとよい生活習慣を教えてください。
味の濃いもの・油分の多いものなどは胃に負担がかかるので、できるだけ避けてほしいメニューです。また、食事と一緒にお酒を飲むこともよいですが適量をわきまえ、できればお酒を飲まない休肝日を設けるなど健康な身体を保つ食生活を心がけましょう。
避けた方がよい生活習慣(やってはいけないこと)はありますか?
- 食後すぐに横にならない。どうしても横になりたい場合は、頭を高くした状態にする。
- 肥満気味の方は、体重を減らし身体に負担がかからないようにする。
- 腹部やウエストを締め付けないような服装にする。
- 前かがみのまま長時間同じ姿勢にならないように気をつける。
胃の中の消化を正常にするためには、食後すぐは横にならず、椅子に座った状態でいた方がよいです。また肥満気味の方は服装にも気をつけましょう。ウエストやお腹を矯正するような服装は腹部に負担がかかるので、身体によい影響を与えません。
体型を気にしていると、外出する際に体型を隠す服装を選びがちとなります。体型をカバーしたい場合でも、お腹に負担がかからない程度に自由に緩められるような服を選ぶようにしましょう。日頃の生活習慣が胃もたれを改善する鍵です。
食べ物や飲み物の注意点があれば知りたいです。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
編集部まとめ
今回は、逆流性食道炎について詳しく解説しました。
「食べ過ぎや飲みすぎに気をつけていれば大丈夫」などと軽く考えずに、症状が続くようなら必ず医療機関で検査を受けることをおすすめします。
また普段から日常生活の中で感じるストレスを解消し、趣味・スポーツ・休肝日を設けるなど、身体に気をつけて規則正しい生活を送るよう心がけましょう。