「トマト」には何のリスクを低下させる「効果」があるの?管理栄養士が解説!

トマトの効果とは?メディカルドック監修医が解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「トマトの食べ過ぎる」と何のリスクが高まるかご存知ですか?管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
都々地尾 ゆき(管理栄養士)
目次 -INDEX-
「トマト」とは?

トマトは南米・アンデス地方原産のナス科ナス属に属する野菜で、鮮やかな赤色が特徴です。形や大きさ、色のバリエーションが豊富で、世界では1万種以上が栽培されているといわれています。日本ではサラダなどで生食されることが多く、日常的に食卓に登場する野菜のひとつです。 トマトは一般的に緑黄色野菜に分類されています。厚生労働省の基準では、可食部100gあたりのβ-カロテン含有量が600μg以上のものを緑黄色野菜としていますが、トマトのβ-カロテン含有量はこの基準をやや下回ります。ただし、日常的に食べる機会が多いことから、実用上「緑黄色野菜」として扱われています。
トマトの効果

血糖値の上昇を抑える
トマトは、野菜の中でも糖質が比較的少なく、血糖値を上げにくい低GI食品とされています。低GI食品は、食後の血糖値上昇を緩やかにするため、2型糖尿病の血糖コントロールにも有用と考えられています。なお、フルーツトマトは通常のトマトより糖度がやや高いものの、適量であれば糖尿病の方でも安心して食べられます。
がんのリスクの低下
トマトに含まれる栄養素には、抗酸化作用を持つものが多く含まれています。抗酸化作用には、体内で発生する活性酸素によるダメージから細胞を保護する働きがあります。活性酸素は動脈硬化を引き起こす物質を作りだし、増加することでがんの発生リスクが高まります。トマトに含まれるリコピンには、強い抗酸化作用があるため、がんの発症リスクを低減するという研究結果もあります。
コレステロール値の改善に関与
リコピンの継続的な摂取により、コレステロール値の改善に効果があると期待されています。総コレステロールとトリグリセリド値を低下させ、HDLコレステロールを増加させるという研究結果があります。
脳卒中のリスクを低減
トマトに豊富に含まれるリコピンには、脳卒中のリスクを低減することにも関与していると言われています。野菜を多く摂取、特にトマトやトマトベースの食品をよく食べていると、血中のリコピン濃度が上昇し、脳卒中のリスクが低減したという研究結果が示されています。
肌の健康を保つ
トマトには抗酸化作用があるビタミンが多く含まれています。リコピンやビタミンCは、抗酸化物質として働き、酸化ストレスを防ぎ細胞を保護するのを助けます。コラーゲンの生成や鉄分の吸収を高め、肌の健康維持に役立ちます。
「トマトの食べ過ぎ」についてよくある質問

ここまでトマトの食べ過ぎについて紹介しました。ここでは「トマトの食べ過ぎ」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
トマトは一日に何個食べてもいいのでしょうか?
都々地尾 ゆき
トマトの1日摂取量は明確に定められていませんが、健康な人であれば、大体、中玉トマトで1~2個、ミニトマトで10~15個くらいが適量と推奨されています。
トマトを食べ過ぎると便にどのような特徴が現れますか?
都々地尾 ゆき
トマトにはペクチンという水溶性食物繊維が含まれているため、便秘の改善に効果がありますが、食べ過ぎた場合、下痢や水様便のような状態になる可能性があります。また、消化しにくい皮が多く含まれた便が出ることもあります。
まとめ
トマトは抗酸化作用を持つ栄養素を豊富に含んでいるため、様々な健康効果があるとされています。今はまだ、明確な研究結果がない部分もありますが、生活習慣病の予防に役立つ効果が期待されています。ただし、トマトを含む食品には、食塩や砂糖も含まれているので、摂り過ぎにも注意が必要です。バランスの良い食生活の一助として、毎日継続的に摂取することを心掛けて下さい。
「トマト」と関連する病気
「トマト」と関連する病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
免疫系の病気
- 悪性腫瘍
内分泌系の病気
婦人科の病気
「トマト」と関連する症状
「トマト」と関連している、似ている症状は12個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。




