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「鉄分」を効率よく摂取するには何と一緒に摂取すると良い?【管理栄養士解説】

 公開日:2026/01/06

メディカルドック監修医が鉄分の効率的な摂取方法などを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「鉄分が多い飲み物」はご存じですか?不足すると現れる症状も管理栄養士が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

中岡 紀恵

監修管理栄養士
中岡 紀恵(管理栄養士)

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短大卒業後、20年以上経って栄養士の職に就く。給食受託会社に勤務しながら管理栄養士の資格を取得。栄養指導に携わりたいという思いから、病院に転職。現在は慢性期病院で栄養指導、入院患者様の栄養管理、給食管理等を担当。生涯現役で、栄養相談を通じてたくさんの人を健康に導くのが夢であり、目標でもある。

「鉄分」とは?

「鉄分」とは?

人体に必要なミネラルの一種で、赤血球のヘモグロビンに多く存在します。成人の体内には約3~4gが存在します。そのうち70%は、赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンというたんぱく質の構成成分になっています。これらの鉄は「機能鉄」と呼ばれ、肺から取り込んだ酸素を全身の組織に供給する重要な役割をしています。残りの30%は、肝臓や骨髄、筋肉などに「貯蔵鉄」としてストックされています。これらは「機能鉄」が不足したときに利用されます。鉄には、肉や魚に含まれるヘム鉄と、野菜などに含まれる非ヘム鉄があります。ヘム鉄は非ヘム鉄よりも吸収がよく、ヘム鉄を利用することで非ヘム鉄の吸収もよくなります。また、動物性たんぱく質やビタミンCを一緒に摂ると吸収しやすくなります。

鉄分の一日の摂取量

鉄分の一日の摂取量

「日本人の食事摂取基準」(2025年版)によると、必要な鉄分の量は年齢や性別によって異なります。
成人(18~64歳)の場合(推奨量)
男性:7.0~7.5 mg/日
女性(月経あり):10.0~10.5mg/日 (月経なし):6.0mg/日
妊婦 初期8.5mg/日 中期・後期14.5mg/日 授乳婦8.0mg/日

女性は特に月経や妊娠中に鉄の必要量が増えるため、男性に比べて推奨量が高めに設定されています。

鉄分の効率的な摂取方法

鉄分の効率的な摂取方法

鉄分と一緒に摂取すると効果を高める栄養素・食品

鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、ヘム鉄の方が吸収されやすいとされています。ヘム鉄はレバーや赤身肉、カツオなどの動物性食品に、非ヘム鉄はほうれん草や小松菜などの青菜、ごま、海藻などの植物性食品に多く含まれています。非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂ることで体内に吸収されやすくなります。ビタミンCは熱に弱いので、いちご、キウイなど生で食べられる果物を食後のデザートにプラスしたり、ひじきやわかめのサラダに柑橘系のドレッシングをかけるのもお勧めです。たんぱく質も鉄の吸収率を高めるとされているので、動物性たんぱく質(肉類・魚介類・牛乳や乳製品)と一緒に摂ると良いでしょう。豚肉とほうれん草の炒め物、青菜たっぷりのシチューなどは効率よく鉄分を摂取できます。
食品だけでなく、鉄製のフライパンで調理をしたり、南部鉄器などの鉄瓶で沸かした白湯を摂るなど調理器具を工夫してみるのも一案です。

鉄分と一緒に摂取すると効果を下げる栄養素・食品

タンニンを多く含む緑茶や紅茶、コーヒーなどは鉄と結合して、吸収を妨げるとされています。貧血気味の人は食事中に飲むのは控えるようにしましょう。

鉄分の効果を高める摂取タイミング

鉄分は一度に大量に摂っても吸収できる量が限られています。1日の目安量を朝・昼・夕など複数回に分けて摂取するのが効果的です。鉄分のサプリメントを摂取するタイミングは「食後」が基本とされています。空腹時に摂取すると吸収率は高まりますが、胃が荒れるリスクが高まるため、食後の摂取が推奨されています。

「鉄分の多い飲み物」についてよくある質問

「鉄分の多い飲み物」についてよくある質問

ここまで鉄分の多い飲み物などを紹介しました。ここでは「鉄分の多い飲み物」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。

鉄分の吸収を助ける飲み物はありますか?

中岡 紀恵中岡 紀恵

ビタミンCを多く含む飲み物は鉄分の吸収を助ける効果があるとされています。オレンジジュース、トマトジュース、グレープフルーツジュース、アセロラドリンクなどがお勧めです。例えば100mgのビタミンC(コップ1杯のジュース位)を一緒に摂取すると、非ヘム鉄の吸収が約4倍に上がるという報告もあります。また青汁や飲むヨーグルト、豆乳もビタミンC、たんぱく質を含んでいるため、鉄分の吸収をサポートする飲み物として良いでしょう。最近では栄養機能食品として、鉄分を含んだ飲み物はコンビニで手に入るものもありますので、必要に応じて上手に利用しましょう。

まとめ

鉄は酸素を全身に供給したり貧血を予防するなど、私たちの体には必要不可欠な栄養素です。不足しがちな時は栄養機能食品の飲み物やサプリメントを利用するのも良いでしょう。しかし、サプリメントや鉄強化食品の摂り過ぎには注意が必要です。ひとつの栄養素ばかり摂るのではなく、バランスの良い食事を心がけましょう。

「鉄分」と関連する病気

「鉄分」と関連する病気は3個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

内科の病気

「鉄分」と関連する症状

「鉄分」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

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この記事の監修管理栄養士

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