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「ビタミンE」が不足すると現れる3つの症状は?不足しやすい人も管理栄養士が解説!

 公開日:2026/04/04
「ビタミンE」が不足すると現れる3つの症状は?不足しやすい人も管理栄養士が解説!

ビタミンEが不足すると体にどのような影響が出る?メディカルドック監修医が、溶血性貧血や神経障害、動脈硬化のリスクのほか、不足しやすい人の特徴を詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「ビタミンEの多い食べ物」とは?不足・過剰摂取すると現れる症状も管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

池田 早苗

監修管理栄養士
池田 早苗(管理栄養士)

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委託給食会社勤務後、企業での商品開発や食品表示作成などを経て、現在は介護施設にて栄養管理業務に従事。

「ビタミンE」とは?

「ビタミンE」とは?

ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種で、抗酸化作用をもつ栄養素です。
油に溶けやすい性質をもち、細胞膜や脂質に多く存在し体の機能を正常に保つ働きをしています。ビタミンEとは4種類のトコフェロールと4種類のトコトリエノールの総称で、構造の違いによりα-、β-、γ-、δ-がついた名称でよばれています。

ビタミンEの一日の摂取量

ビタミンEの一日の摂取量

からだの中のビタミンEの大部分がα-トコフェロールのため、厚生労働省が定める日本人の食事摂取基準ではビタミンEの摂取量はα-トコフェロールの値で示されています。
厚生労働省「日本食事摂取基準(2025年版)」策定検討報告書
【目安量】(18~64歳:5~6.5mg/日など)
【耐容上限量】(18歳以上:650~800mg/日など)

ビタミンEが不足すると現れる症状

ビタミンEが不足すると現れる症状?

溶血性貧血

ビタミンEが不足すると活性酸素の影響で赤血球膜を保護する能力が低下し、 赤血球数が少なくなる溶血性貧血の原因となります。症状には顔色不良、めまいやふらつき、動悸・息切れ、倦怠感、黄疸があり、早産児はビタミンEが不足しやすいため哺乳力低下、成長不良、活動量低下などがみられることもあります。

小脳失調・深部感覚障害

ビタミンEは神経細胞膜の保護や神経伝達の維持に関わっています。不足すると神経系に様々な影響を及ぼすことがあり、手足のしびれ、歩行障害、筋力低下や運動失調、眼振、視力低下などの症状が現れやすくなります。

動脈硬化

ビタミンE不足はLDLコレステロールの酸化や血管の炎症を引き起こし、動脈硬化のリスクが高まります。動脈硬化は狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症(手足の血流障害)、高血圧などにつながる可能性があります。

ビタミンEが不足しやすい人の特徴

ビタミンEが不足しやすい人の特徴?

極端なダイエットや偏った食事

通常の食生活では不足することはありませんが、極端なダイエットや偏った食事で脂質を控えると不足に繋がります。

吸収不良障害のある方

吸収不良状態になると、食べたものに含まれる栄養素が様々な理由により小腸で適切に吸収されにくくなります。脂肪の吸収を妨げる病気(特定の肝疾患や胆嚢疾患、膵炎、嚢胞性繊維症など)や、手術で胃や小腸を切除された方、消化酵素の生産不足や胆汁の生産量減少、胃酸の過剰分泌などが要因となることもあります。消化管で脂肪が十分に吸収されないと慢性的な下痢となり便に過剰な脂肪が含まれるようにもなります(脂肪便)。

酸化ストレスの多い方

喫煙、高血圧、脂質代謝異常、糖尿病、肥満といった要因を持った方、紫外線にあたる機会の多い方や激しい運動をされる方は体内に活性酸素を多く作り出しやすく、酸化を防ぐためにビタミンEの必要量が増大します。

「ビタミンEの食べ物」についてよくある質問

「ビタミンEの食べ物」についてよくある質問

ここまでビタミンEの食べ物などを紹介しました。ここでは「ビタミンEの食べ物」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

ビタミンEの多い野菜について教えてください。

池田早苗池田 早苗

【食品100gあたり】
モロヘイヤ6.5mg、西洋かぼちゃ3.9mg、アボカド3.3mg、豆苗3.3mg、ブロッコリー3.0mg、菜の花2.9mg、ほうれん草2.1mg野菜は全般的に脂質が少ないため、前述の通り油との組み合わせで効果が高まります。ただしアボカドについては脂質が多いため摂りすぎに注意しましょう。

まとめ

ビタミンEは抗酸化作用や動脈硬化予防、血行促進作用などの効果があります。一般的な食事からの摂取では不足や過剰になりにくい栄養素で、油を使用した料理やビタミンC、セレンと組み合わせることでより効果が発揮されます。サプリメントで過剰に摂りすぎると、出血のリスクや筋力低下などの症状がみられることがあります。普段服用しているお薬との飲み合わせなど、サプリメントを使用する際は医師や薬剤師へ相談することをおすすめします。

「ビタミンE」と関連する病気

内科・循環器系の病気

神経内科の病気

  • 多発性ニューロパチー

整形外科の病気

婦人科系の病気

歯科の病気

「ビタミンE」と関連する症状

関連する症状

  • 息切れ、動悸、めまい、耳鳴り
  • 視力低下、視界不良
  • ほてり、冷え
  • イライラ、不安感、気持ちの波が激しい、無気力、集中力の低下
  • 倦怠感、だるさ、疲労感
  • シミ、シワ、肌荒れ
  • 消化不良・下痢
  • 筋力低下

この記事の監修管理栄養士