シミ治療は「どの季節」に始めるべき?生活習慣に合わせた注意点と紫外線対策【医師解説】

シミ治療を検討している人はとても多いと思います。しかし、シミ治療と一口にいっても、様々な種類がありますし、肌質や生活習慣に合わせて治療法を選択しなければ、効果が半減してしまうこともあるそうです。そこで今回は、シミ治療を行う上での注意点について、「麗ビューティー皮フ科クリニック」の松村先生に解説していただきました。

監修医師:
松村 迪(麗ビューティー皮フ科クリニック)
編集部
シミ治療をおこなう上では、生活習慣を考慮に入れることも大切なのでしょうか?
松村先生
そうですね。例えば、営業職で日中外を歩く機会が多いなど、紫外線を浴びる時間が長い人の場合には注意が必要です。日焼けが強い場合にはレーザーやIPLなどの治療をすることが難しい場合もあります。そのようなときには紫外線が少し落ち着く冬を待って、シミ治療をおこなうこともあります。
編集部
シミ治療の注意点を教えてください。
松村先生
誤解されがちなのですが、シミ治療は一度やったらおしまいではなく、その後も継続すべきものです。シミの大敵は紫外線なので、シミ治療を受けた後は、より一層、入念に紫外線対策をおこなってほしいと思います。最低3時間ごとに日焼け止めを塗るのが基本です。特に、外出の機会が多い人は気をつけてほしいと思います。
編集部
そのほか、注意点はありますか?
松村先生
レーザーでシミの治療をした後にも、必要に応じて内服薬による治療を継続する場合があります。例えば当院では、レーザー治療の1カ月後に検診をおこない、炎症が治っていれば内服薬を中断しますが、炎症が継続しているようであれば、その後も内服薬の治療を続けていただきます。炎症後色素沈着を早く改善する効果が期待できるため、「レーザー治療をおこなったからおしまい」「シミが取れたので治療終了」と考えるのではなく、美肌を維持するためにも治療を継続してほしいと思います。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
松村先生
現在はシミ治療の医療機器が非常に進化しているので、大きな効果が期待できるようになりました。ただし、治療を始めるにあたって気をつけていただきたいのが、肌診断機を備えた医療機関で治療を選択するということです。肌診断機とは、肌の状態を観察するための特殊な医療機器で、この機械で顔を撮影することで、肉眼では見えない隠れたシミやしわ、毛穴、血管の様子などを詳細に映し出すことができます。普通のカメラで撮影するのと違って、常に一定の条件で光を顔に照射することができるので、治療の経過を正しく評価することができますし、肌診断機によっては肌年齢やシミの個数を数値化できるものもあります。自由診療となるシミ治療は高額な費用がかかることもあります。期待通りの効果を得るためにも、肌診断機を備え、定性的かつ客観的に、正しく評価してくれる医療機関を選んでほしいと思います。
※この記事はメディカルドックにて<皮膚科医が教える「シミの治し方」 肌質や生活習慣に合わせた治療法を解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




