「花粉症に漢方薬が効く」理由をご存じですか? 体質改善や副作用が少ない3つの理由を専門医が詳しく解説

花粉症の時期、どの薬を使ったらいいのか迷う人も多いのではないでしょうか。じつは、つらい症状には漢方薬が効果的なこともあるのです。漢方薬を使用する際の注意点や西洋薬との使い分けなどについて「玄和堂診療所」の寺師先生に解説していただきました。
※この記事はメディカルドックにて<「花粉症」にはどの漢方薬が効く? 西洋薬との使い分け・注意点も医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

監修医師:
寺師 碩甫(玄和堂診療所)
編集部
花粉症には漢方薬が効果的と聞きますが、なぜですか?
寺師先生
花粉症に漢方薬がおすすめと言われる理由はいくつかあります。漢方薬はただ症状を抑えるだけでなく、体質そのものを変えていくため再発しにくいということが挙げられます。花粉症は、アレルギー反応が出やすいという体質が大きく関係しています。その点、漢方薬は長く飲み続けることで体質を改善し、反応が出にくい体質へ変えていくので再発しにくいというメリットがあります。
編集部
そのほかにも、漢方薬がいいと言われる理由はありますか?
寺師先生
漢方薬は西洋薬と比べて、副作用が少ないという特徴があります。西洋薬を飲むと眠くなったり、集中力が低下したり、口が渇いたりといった副作用が出ることがある一方で、漢方薬は副作用が出にくいとされています。そのため、日常生活に支障が生じにくくなります。また、妊娠・授乳中で西洋薬が内服できない人でも漢方薬なら飲めるというケースもあります。
編集部
体質も変えることができて、副作用も出にくいのはいいですね。
寺師先生
さらに、漢方薬は自然界から得た生薬を組み合わせて作るため、複数の症状に効果が期待できるというのもメリットと言えるでしょう。例えば、体が冷えていることが花粉症の原因になっている人の場合には、「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」などの体を温める漢方薬を処方することで、花粉症の症状が出にくくなるだけでなく冷えの改善を期待することもできます。
編集部
漢方薬による治療は、健康保険が適用になるのですか?
寺師先生
一部の生薬を除いて、漢方薬による花粉症治療は保険が適用になります。詳しくは医師にご相談ください。




