ICLとコンタクトレンズ、長期的に見てお得なのはどっち?眼科医が費用を保証を解説!

ICLの治療を考えている人にとって、特に気になるのが費用面だと思います。レンズの種類によって治療が大きく異なるため、何を選んだらいいか迷っている人も多いのではないでしょうか。また、高額なレンズを購入するため保証期間も気になるところです。そこで今回は「きくな湯田眼科」の湯田先生に、ICL治療の注意点について、解説していただきました。

監修医師:
湯田 健太郎(きくな湯田眼科)
編集部
レンズを選ぶ際の注意点があれば教えてください。
湯田先生
1つの目安として、「早く手術を受けたいならICL」「費用を抑えたければIPCL」を選択するといいでしょう。例えば、大切な試合やイベントがあって、すぐに手術を受けたいならICLを選んだ方がいいかもしれませんね。ただし、医療機関によって考え方は異なると思うので、詳しくは医師にご相談ください。
編集部
ほかにも、レンズ選びの注意点はありますか?
湯田先生
IPCLには、単焦点と多焦点のレンズがあります。単焦点とは遠方、近方、中間距離のいずれか1カ所にピントを合わせるレンズのことで、多焦点とは複数にピントを合わせられるレンズのことです。多焦点の方が近くも遠くも見えるようになるので一見良さそうに思えますが、実際には見え方がぼんやりしていたり、ハローグレアの危険性があったりします。そのため、当院では単焦点を選ぶ患者さんの方が圧倒的に多くなっています。どのような見え方を希望するかを考え、医師と相談しながらレンズを選びましょう。
編集部
保証期間はどれくらいですか?
湯田先生
「視力が合わない」「サイズが合わない」といった理由でレンズを交換する場合、日本のメーカーであるスターサージカルは術後半年以内なら無料でレンズを交換してくれます。ただし、手術やそれに伴う費用は保証外であり、医療機関の確認が必要です。その一方、IPCLの場合は、そのようなレンズ保証がありません。ただし、例えば当院のような「ICLと同じく、半年以内ならレンズ費用はクリニックが負担してレンズ交換をおこなう」などの保証制度を設けている医療機関もあります。保証制度は医療機関によって異なるため、術前に必ず確認するようにしましょう。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
湯田先生
現在、ICLの治療を受ける患者さんが増えています。その一方、まだ「怖い」「危険なのではないか」といった不安を抱えている人も多いかもしれません。しかし、コンタクトレンズにもリスクは伴います。例えば「コンタクトレンズを装着した状態で眠る」「コンタクトレンズをつけたまま温泉やプール、サウナへ行く」「期限以上にコンタクトレンズを使う」といった不適切な使用を続ければ、目に害が及ぶこともあります。また、費用面でも「ワンデーのコンタクトレンズなら10年間、ツーウィークのコンタクトレンズなら20年間継続使用するとICLと同等の金額になる」とされています。もしICLの治療を受けるかどうか悩んでいる場合には、ぜひ信頼できる眼科医に相談いただければと思います。
※この記事はメディカルドックにて<「ICL」は長期的に見たらコンタクトレンズよりもお得? 費用や保証期間を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。



