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在宅医療の対象となる「病気や条件」とは? 通院困難な方の基準【医師解説】

 公開日:2026/04/19
在宅医療の対象者

一般的に認知されている「在宅医療」は、通院が難しい方に医師が自宅で医療を提供してくれるサービスですが、具体的にどんな病気が在宅医療の対象となるのでしょうか? そこで、在宅医療で診察できる内容や医師の専門科目などについて、内田先生(医療法人社団貞栄会 静岡ホームクリニック)に解説してもらいました。

内田 貞輔

監修医師
内田 貞輔(医療法人社団貞栄会)

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2015年、32歳の若さで静岡市に静岡ホームクリニックを開院。翌年、医療法人社団貞栄会を設立し理事長に就任後、東京・千葉・名古屋・横浜にもクリニックを開設。著書に、『家族のための在宅医療読本』など。医学博士。日本在宅医療連合学会評議員・在宅専門医・指導医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医、日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医、日本アレルギー学会アレルギー専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本緩和医療学会緩和医療認定医、日本抗加齢医学会専門医、難病指定医師、肢体不自由指定医師。

編集部編集部

どんな人が在宅医療を受けられますか?

内田 貞輔先生内田先生

基本的には、病名や障害名は問わず、自力での通院が困難な方が在宅医療の対象です。寝たきりなどで移動が難しい方や慢性疾患を抱えていて体力が落ちている方などが比較的多く、ほかには人工呼吸器などがついている方、末期がんで緩和ケアが必要な方などもいらっしゃいます。ほかにも、例えば認知症で病院までの通い方が覚えられない、服薬指導などが理解できないといったことも「自力での通院が困難」に該当します。医療機関によっては、精神疾患をお持ちの方への対応も行っています。

編集部編集部

在宅医療のメリットは何ですか?

内田 貞輔先生内田先生

在宅医療は、住み慣れた自宅で安心して療養生活を続けられるのが大きなメリットです。病院まで行く必要がなく、さらには複数の診療科をそれぞれ受診する必要がなくなることも多いため、患者さんや付き添いの方の時間的・身体的負担が軽減されます。また、これまで複数科の医師がバラバラに処方していた薬を、一人の医師が処方することで「ポリファーマシー」と呼ばれる多剤服用の問題も解消されます。

編集部編集部

では、注意する点などはありますか?

内田 貞輔先生内田先生

在宅医療の医師は、今後一生のお付き合いになる可能性がありますので、可能な限り、医師をしっかり選んでいただけたらと思います。経験豊富な医師であったり、ご自身の疾患と専門性の合った医師であったりすることももちろん大切ですが、何よりも「信頼関係が築けるかどうか」を大切にしていただきたいと思います。在宅医療を導入する前に、一度そのクリニックを受診してみるのも良いかもしれません。

編集部編集部

在宅医療にあたる医師は、どういった専門科の先生が多いのでしょうか?

内田 貞輔先生内田先生

一般的には、内科が一番多いと思います。次に多いのは緩和ケアを専門にしている医師でしょうか。もちろん、認知症を専門としている医師も多いですし、最近は精神疾患に特化している在宅医療クリニックも増えてきています。

※この記事はMedical DOCにて<在宅医療ではどんな病気でも診てもらえるの? 診察できる内容・医師の専門科目とは?>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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