捻挫や骨折のリハビリ期間はどのくらい?焦らず段階的にレベルを上げる大切さ【医師解説】

スポーツに怪我はつきものですが、できるだけ早く、安全に復帰するためには適切なリハビリが欠かせません。特にサッカーやラグビーのような激しい接触や切り返し動作の多い競技では、競技復帰に向けて焦らずリハビリしていくことが重要です。今回は、整形外科でのリハビリについて、「武蔵野アトラスターズ整形外科スポーツクリニック」の田島先生に解説していただきました。

監修医師:
田島 祐基(武蔵野アトラスターズ整形外科スポーツクリニック)
編集部
整形外科で受けられるリハビリについて教えてください。
田島先生
医師による診断・指示のもとに、理学療法士などの専門職がおこないます。「超急性期」と呼ばれる、炎症反応が強い数日間が過ぎたら、できるだけ早急にリハビリを開始することをおすすめします。
編集部
具体的には、どのようなことをするのでしょうか?
田島先生
それぞれの診断名や回復段階によって異なります。最初は、ご自身で力をかけることなく、他動的に関節を動かすことなどから始める場合が多いと思います。そこから徐々にご自分で動かしたり、負荷をかけて筋肉を鍛えたりするといった内容になっていきます。医療機関によっては、それぞれのスポーツ特性を踏まえた動作確認などもしていきます。
編集部
怪我のリハビリには、どのくらいの期間がかかるのですか?
田島先生
怪我の種類や重症度によりますが、軽い捻挫なら数週間、靭帯損傷や骨折なら数カ月かかることもあります。特に競技復帰を目指す場合は、完全に回復するまで焦らず段階的にリハビリを進めることが重要です。無理に復帰を急ぐと、再発のリスクが高まります。
編集部
痛みがなくなれば、すぐにスポーツ復帰したくなってしまいます。
田島先生
気持ちはよくわかりますが、痛みがなくなったからといって、すぐにプレーを再開すると再発のリスクがあります。筋力や柔軟性、バランス感覚が十分に回復しているかを確認し、さらには再発しにくい体の使い方なども習得しながら、怪我をする前よりもいいパフォーマンスでの競技復帰を目指すことが大切です。
※この記事はメディカルドックにて<整形外科で受けられるリハビリ>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




