「動脈硬化」になりやすい人の特徴とは?医師が教える食事・運動の予防法

動脈硬化は自覚症状がないまま少しずつ進行し、気づいたときには心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気を引き起こす可能性があります。どんな方が動脈硬化のリスクが高いのでしょうか。そこで動脈硬になりやすい人の特徴について、「そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック渋谷駅道玄坂院」の薗田憲司先生に解説してもらいました。

監修医師:
薗田 憲司(そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック渋谷駅道玄坂院)
編集部
動脈硬化になりやすい人の特徴はありますか?
薗田先生
高血圧や糖尿病、喫煙、肥満、運動不足の人はリスクが高くなります。また、ストレスが多い生活や過度な飲酒も影響を与えます。さらに、健康診断などで中性脂肪やコレステロールの値が高い人は、すでに動脈硬化を起こしている可能性も考えられます。これらに当てはまる人は、生活習慣の見直しが必要です。
編集部
具体的にどのような見直しが必要でしょうか?
薗田先生
食事に関して言うと、塩分や糖分、脂肪の摂りすぎを避け、暴飲暴食をしないなど、基本的なところを意識するだけでもかなり変わると思います。特に納豆や海藻、お酢などは、中性脂肪を下げて動脈硬化を防ぐ働きがあり、個人的にもお勧めしています。
編集部
ほかには何かありますか?
薗田先生
喫煙や飲酒を控え、無理のない程度に運動習慣をつけるなど、いわゆる昔ながらの健康的な生活に近づけることが大事です。また、ストレスマネージメントも重要です。
編集部
運動はどのくらいすればいいですか?
薗田先生
1日20〜30分程度のウォーキングや軽いジョギングなど、適度な有酸素運動が推奨されます。無理のない範囲で、継続的に運動することが大切です。スクワットなどの筋力トレーニングを組み合わせるとさらに効果的です。
※この記事はメディカルドックにて<あなたの「動脈硬化」リスクはどれくらい? 医師監修チェックリストで要確認>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




