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月経不順・PMSの改善に漢方薬が効く?西洋薬との違いを知る【医師解説】

 公開日:2025/12/10
漢方薬による治療の特性と注意点

月経前症候群(PMS)月経不順は、多くの女性が直面する身体的・精神的な悩みです。特に、症状が日常生活に起こる場合、早期の対策が重要です。その改善方法として漢方薬が注目されていますが、「漢方薬は飲み続けても大丈夫なのか」「長期間服用しても副作用はないのか」といった疑問も少なくありません。本記事では清澄白河ビューティークリニックの佐々木先生にうかがい、PMSや月経不順治療における、漢方薬の特性や服用時の注意点について解説します。

佐々木 華絵

監修医師
佐々木 華絵(清澄白河ビューティークリニック)

プロフィールをもっと見る
東京女子医科大学を卒業後、産婦人科および美容皮膚科領域で幅広い診療に従事。現在は院長として、多くの患者さんに寄り添いながら、肌ケアやアートメイクの施術を通じて生活の質を向上させる治療を提案。自身の体験から得た知識を活かし、患者さん一人ひとりに合ったプライベートサポートを提供している。

編集部編集部

漢方薬は女性特有の体の不調に有効なのでしょうか?

佐々木 華絵先生佐々木先生

漢方薬は、患者さん一人ひとりの体質や症状に合わせて処方されるため、月経不順やPMSだけでなく、更年期障害や月経痛、不妊症など、さまざまな女性特有の不調に効果が期待できます。漢方は自然由来の成分を用いており、体質改善を目的とした治療法です。ただし、漢方にもむくみや消化不良などの副作用が現れることもあるため、医師と相談しながら使用することが大切です。

編集部編集部

漢方薬は西洋薬とどう違うのですか?

佐々木 華絵先生佐々木先生

漢方薬は、体全体のバランスを整えることを目的としています。症状だけでなく、生活習慣やストレスの有無なども考慮し、根本的な体質改善を目指します。一方で西洋薬は、特定の症状を直接改善するために設計されており、即効性がある場合が多いですね。たとえば、痛み止めは短期間で症状を緩和しますが、漢方薬は長期間服用することで体質を改善し、症状の再発を防ぐといった違いがあります。

編集部編集部

漢方薬は飲み続けても大丈夫ですか?

佐々木 華絵先生佐々木先生

漢方薬は長期服用が一般的ですが、適切な用法・用量を守ることが前提です。また、体調の変化や副作用がないか、定期的に医師に相談することが大切です。自己判断で服用を中断したり、過剰に服用したりすることは避けてください。体質に合わない場合には別の処方に切り替える必要があることもありますので、医師とのコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。

※この記事はメディカルドックにて<「月経不順」や「PMS」の改善のための漢方薬、長期間服用しても大丈夫?【医師監修】>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師