切らない小顔術! ヒアルロン酸注射でフェイスラインがシャープになる原理【医師が解説】

「フェイスラインをすっきりさせたいけれど、手術には抵抗がある……」。そんな方に人気なのが、ヒアルロン酸を使った小顔治療。注射だけで輪郭を整えられるため、比較的手軽に受けられるのが魅力のようです。今回は、ヒアルロン酸の効果について、「あんどう歯科・美容皮フ科」の安藤先生に解説してもらいました。

監修医師:
安藤 かおり(あんどう歯科・美容皮フ科)
編集部
ヒアルロン酸について教えてください。
安藤先生
ヒアルロン酸は皮膚や筋肉、軟骨などに存在する粘性の高い成分で、優れた保水力を持っているのが特徴です。体内に注入すると、シワの改善や小顔効果などに役立ちます。また、関節への注射も行われており、痛みや関節の動かしにくさを和らげる効果も期待ができます。
編集部
小顔効果もあるのですか?
安藤先生
はい。ヒアルロン酸注射で顔のボリュームを調整することで、フェイスラインをシャープに見せることが可能です。
編集部
「ヒアルロン酸」が足されるのに、小顔になるというのがピンときません。
安藤先生
私たちの骨は、加齢とともに痩せていきます。高齢になると身長が縮んでくる人がいるように、顔面の骨も小さくなっていきます。つまり、顔の皮膚や皮下組織の土台が萎縮するため、顔のたるみが起こってしまいます。その土台に粘性の高いヒアルロン酸を注射して補強し、たるんだ部分をリフトアップさせることで、小顔に見せることが期待できるのです。
編集部
そういった仕組みなのですね。
安藤先生
ほかにも、顎の先端を少し前に出すことでフェイスラインが引き締まって見えますし、頬に適量を注入することでリフトアップ効果も得られ、顔全体がすっきりして見えることもあります。「顔のバランスを整えることで、全体的に引き締まった印象を与える」のです。
※この記事はメディカルドックにて<「ヒアルロン酸注射」で小顔になるのはどういう原理?受けるときの注意事項も解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




