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アルツハイマー型の「認知症」にも効果あり! 漢方薬の可能性について医師が解説

 公開日:2025/02/18

認知症の漢方薬治療は、アルツハイマー型やレビー小体型認知症などで症状緩和を目的に用いる場合があるそうです。今回は認知症の漢方薬を使った治療について「あゆみ野クリニック」の岩崎先生に詳しくお聞きしました。

編集部編集部

認知症の方に漢方薬は効くのでしょうか?

岩崎 鋼先生岩崎先生

認知症といっても原因は様々で、アルツハイマー型認知症レビー小体型認知症脳血管性認知症前頭側頭型認知症などがあり、さらに重症度や症状の出方には個人差があります。すべての方に効く万能薬のような漢方薬はありませんが、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症の治療には漢方薬が使われています。

編集部編集部

認知症の重症度も関係するのですね。

岩崎 鋼先生岩崎先生

そうですね。認知症の初期は「もの忘れ」から始まり、中等度に進むと多くのケースで「もの取られ妄想」や「暴言」など心理行動学的症状(BPSD)が出現します。BPSDは、以前「周辺症状」と呼ばれており、認知症の方やご家族の生活が困難になるのは、健忘症状そのものよりもBPSDによることが多いのです。

岩崎 鋼

監修医師
岩崎 鋼(あゆみ野クリニック)

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宮城県石巻市あゆみ野クリニック院長。体調に合わせた保険診療内での煎じ薬治療を実践。元東北大学附属病院漢方内科臨床教授。元日本東洋医学会東北地区専門医制度委員長。元日本老年医学会評議員。東北大学医学部出身、老年内科で医学博士取得。その後漢方内科に移籍。

※この記事はメディカルドックにて【認知症治療、漢方薬の力でケアに新たな視点を どのような症状を改善できるのか】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師

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