「白内障」景色がまぶしく感じたら要注意! 白内障の見え方や初期症状について医師に聞く

安藤先生

目のレンズにあたる「水晶体」が白く濁る病気です。主な原因は老化で、80歳までには、ほとんどの方が発症するといわれています。

安藤先生

水晶体の透明度が失われるので「まぶしく感じる」「視野がかすむ」「物がダブって見える」「メガネが合わなくなる」ことなどが挙げられます。なぜまぶしく感じるかというと、目に入ってきた光が、濁りのせいで乱反射を起こし、眼球の中で散乱するのです。正常な状態なら当たらない網膜にも光が届いてしまうため、まぶしく感じてしまいます。

安藤先生

そういっていいと思います。よく「水晶体」の濁りを卵白に例えることがあります。生の卵白は、透明ですよね。これが初期の状態で、加熱してだんだん白くなった卵白は末期ということです。

安藤先生

老化現象ですから、そうなります。程度の差はあるものの、白髪と同じようなイメージを持っていただければわかりやすいでしょうか。早い方で50歳くらいから始まります。