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【喫煙者の願望?】たばこを「低タール」「低ニコチン」にするのは健康?《医師解答》

 公開日:2024/07/03
どっちでしょうか?

とだ小林医院に小林先生によると、タイトルの結論としては「タバコが健康に悪影響であることには変わりなく、肺がんや心筋梗塞、狭心症などのリスクは非喫煙者に比べるとまだまだ高い」とのこと。詳しく聞かせてもらいました。

※この記事はMedical DOCにて【タバコに含まれるタールやニコチンの有害性を医師が解説 禁煙のコツやメリットもご紹介】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

小林 隆之

監修医師
小林 隆之(とだ小林医院)

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千葉大学医学部卒業。千葉市立青葉病院、JR東京総合病院、千葉大学医学部附属病院での勤務後、千葉大学大学院を修了し、現職へ。呼吸器内科が専門だが、それ以外の幅広い症状にも対応している。医学博士。日本呼吸器学会専門医、日本内科学会認定医。

編集部編集部

やはり、たばこは悪影響があるのですよね?

小林隆之先生小林先生

そうですね。「タバコは体に良くない」と一言に言っても、「発がん性」「依存性」「中毒性」と、様々な側面から身体に悪影響を及ぼすことがわかると思います。

編集部編集部

最近は「低タール・低ニコチン」のタバコもたくさん出ています。少しは健康的になりますか?

小林隆之先生小林先生

たしかに、低ニコチン・低タールのタバコに変えることで、悪影響をある程度小さくすることができると思う人は多いかもしれません。しかし、低タール・低ニコチンであっても、タバコが健康に悪影響であることには変わりなく、肺がんや心筋梗塞、狭心症などのリスクは非喫煙者に比べるとまだまだ高いと言えるでしょう。

編集部編集部

そうなのですね……。

小林隆之先生小林先生

はい。さらに「軽すぎて満足感が得られない」「低タール・低ニコチンだからちょっと安心」といった理由から、吸う本数が増えてしまうケースもあるので注意が必要です。

編集部編集部

やはり、「節煙」ではなく「禁煙」が最も効果的なのですね。

小林隆之先生小林先生

そのとおりです。タバコは喫煙者本人だけでなく、周りの人への「受動喫煙(副流煙)」の悪影響も報告されています。さらに、喫煙期間が長くなればなるほど、経済的損失も大きいので、やはり節煙ではなく禁煙をおすすめしたいですね。

この記事の監修医師

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