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皮膚科専門医が明かす「老人性色素斑」と「肝斑」治療のクリニック選びのコツ

 公開日:2024/05/22
point「毎回の肌診察」

老人性色素斑と肝斑の治療は、「患者一人ひとりのライフスタイルや状況によって、方向性が大きく変わってくる」と語るのは目黒駅前アキクリニックの秋山俊洋先生に、実際にクリニックを選ぶときのコツを教えてもらいました。

※この記事はMedical DOCにて【皮膚科医に聞く! 老人性色素斑と肝斑が混在している場合のシミはどうやったら消える?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

秋山 俊洋

監修医師
秋山 俊洋(目黒駅前アキクリニック)

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旭川医科大学医学部医学科卒業。順天堂大学医学部大学院医学研究科修了。順天堂大学関連の医療機関を中心に、皮膚科診療の経験を積む。2016年、東京都品川区に「目黒駅前アキクリニック」を開院。自分自身がニキビやアトピー性皮膚炎で悩んでいた思いを診療に反映させている。医学博士。日本皮膚科学会専門医。日本美容皮膚科学会、日本抗加齢美容医療学会、日本抗加齢医学会、日本医学脱毛学会の各会員。

編集部編集部

治療の効き目には、個人差があると聞いたことがあります。

秋山 俊洋医師秋山先生

たしかに、治療効果は個人の感じ方の違いで評価も大きく異なります。同じ施術例をお見せして、「こんなに良くなるの?」と感じる人もいれば、「この程度なの?」と感じる人もいらっしゃいます。ですから、当院では事前に施術例をお見せして「何回目でどういった効果が期待できるのか」をご自身の目で確認していただいています。

編集部編集部

加えて、肌質や地肌の色にも個人差がありますよね?

秋山 俊洋医師秋山先生

はい。肌にはそれぞれ遺伝的なスキンタイプがあります。同じように紫外線を浴びても、光老化・シミのできにくい人がいらっしゃいます。同様に、レーザーに反応しやすい人、しにくい人もいらっしゃいます。また、治療期間中のセルフケアや紫外線ケアの仕方でも結果が異なることがあります。したがって、なおのこと“毎回の肌診察”による確認が必要になってきます。

編集部編集部

先生が治療を受けるとしたら、何を「クリニック選び」の基準にしますか?

秋山 俊洋医師秋山先生

「医師の誠実さ」と「医師が毎回の肌診察をしているかどうか」です。医師の資格のないカウンセラーやトリートメントコーディネーターが治療計画を立てるべきではないと考えています。実際の治療には、医学的な側面に加えて、患者さんのライフスタイルなども重要視します。「多少刺激があっても早く結果を出したい」、「人前に出るお仕事などでマイルドな治療を希望したい」など、一人ひとりのライフスタイルや状況によって、治療の方向性は大きく変わってくるからです。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

秋山 俊洋医師秋山先生

担当医が患者さんの立場になって、「もし自分だったら」とういう視点でご提案することは大切だと思っています。そのため、肌診察と個別治療の必要性を今回伝えさせていただきました。色々と話を聞いてきて、複数の治療計画を提示するクリニックがあるとしても、煩わしく感じないでほしいです。それは、医師が最善手と高い満足度を追求しようとしている証拠なのかもしれません。

この記事の監修医師

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