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「バセドウ病」の検査方法をご存じですか? 各項目や受診先も医師が解説!

 更新日:2024/01/09

「バセドウ病」になったときどのような検査をするのか、そもそも何科で受けられるか知っていますか? 今回は、バセドウ病の検査方法や検査項目について「とき内科クリニック座間駅前」の土岐先生に解説していただきました。

土岐 卓也

監修医師
土岐 卓也(とき内科クリニック座間駅前)

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2008年3月北里大学医学部卒業。北里大学内分泌代謝内科、平塚共済病院内科、横浜労災病院内分泌・糖尿病センターなどに勤務。2019年3月北里大学大学院にて医学博士号を取得。2022年5月「とき内科クリニック座間駅前」開院。日本内科学会、日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本甲状腺学会、日本高血圧学会、日本抗加齢医学会、日本糖尿病協会に所属。日本内科学会認定医、日本糖尿病学会認定専門医・指導医、日本内分泌学会認定専門医・指導医、日本糖尿病協会認定療養指導医、日本医師会認定産業医、難病指定医。

編集部編集部

バセドウ病の検査方法について教えてください。

土岐 卓也先生土岐先生

バセドウ病の診断では、症状の確認や血液検査、超音波(エコー)検査を行います。また、場合によって「アイソトープ検査」を行うこともあります。

編集部編集部

血液検査ではどんな項目について調べるのですか?

土岐 卓也先生土岐先生

多くの項目について調べますが、一般的な項目のほか、甲状腺機能検査(FT3、FT4、TSH)や甲状腺抗体検査(TRAb、TSAb、TgAb、TPOAb)などを行います。

編集部編集部

超音波検査ではどんなことを調べるのでしょうか?

土岐 卓也先生土岐先生

超音波検査では、甲状腺の大きさや甲状腺機能性結節(プランマー病)などの腫瘍の有無、血流の亢進の有無、周辺のリンパ節が腫れていないかなどを調べます。最近では、超音波検査によって触診では見つけられない程度の大きさの腫瘍まで発見できるようになり、バセドウ病を診断する上で重要な検査といえます。

編集部編集部

アイソトープ検査はどんな検査ですか?

土岐 卓也先生土岐先生

微量の放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)を含む薬を注射やカプセルの服用によって投与することで、その薬が甲状腺に集まり、薬から放出される放射線を専用の装置で検出し、甲状腺の大きさや機能、形態などを調べる検査です。この検査は一般のクリニックなどでは行うことができず、大学病院など大きな病院で受けることができます。

編集部編集部

このようなバセドウ病の検査は何科で受けることができますか?

土岐 卓也先生土岐先生

一般的には「内分泌科」や「甲状腺外科」、「耳鼻咽喉科」などで対応しています。

この記事の監修医師

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