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「若年性パーキンソン病」の初期症状と受診の目安を医師が解説! 手足の震えが続けば要注意!

 公開日:2024/01/05

パーキンソン病は高齢者がかかるイメージがあると思いますが、じつは40歳以下にみられる「若年性パーキンソン病」もあることをご存じでしょうか? 今回は、若年性パーキンソン病の初期症状や受診目安を「銀座内科・神経内科クリニック」の霜田先生に解説していただきました。

霜田 里絵

監修医師
霜田 里絵(銀座内科・神経内科クリニック)

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順天堂大学医学部卒業、順天堂大学大学院神経学修了。順天堂大学医学部附属順天堂医院などで臨床経験を積んだ後の2005年、東京都中央区に「銀座内科・神経内科クリニック」開院。神経内科に特化した医療を提供している。日本神経学会認定専門医、日本内科学会認定医、日本抗加齢医学会認定専門医、日本医師会認定産業医。

編集部編集部

若年性パーキンソン病のサインはありますか?

霜田 里絵先生霜田先生

程度問わず、「手足の動かしにくさや歩きにくさ、震えといった動作の変化をご自身で気づいたとき」です。また、周囲の人の指摘もサインになり得るでしょう。

編集部編集部

放っておけば、「そのうち治まる」というものではないということですか?

霜田 里絵先生霜田先生

はい。ただし「震え」は出るときと出ないときがあります。動かしづらさや歩きにくさにも、ある程度の“波”はあります。問題は、こうした間隔や頻度が、10~20年という長いスパンで進行していくことです。そのため、早期の治療介入をすることが重要です。

編集部編集部

運動器の悩みなので、整形外科を受診してしまう場合もありそうです。

霜田 里絵先生霜田先生

整形外科などで若年性パーキンソン病の可能性に気づけるかどうかですね。可能性として、整形外科から神経内科などを紹介される場合もあれば、若年性パーキンソン病に気づかないまま整形外科などで「運動器の治療」が続いてしまう場合もあるでしょう。若年性パーキンソン病は、運動器でなく脳に起きる病気です。

編集部編集部

逆に受診した結果、別の治せる病気だったというケースもありますか?

霜田 里絵先生霜田先生

はい。実際にインターネットなどで自らの症状を調べて、「若年性パーキンソン病ですか?」と受診される患者さんがいらっしゃいます。そして、甲状腺ホルモンの異常のような、ほかの病気だったというケースも少なくないです。医療機関は「病気を治す場」に限りませんので、ぜひ「確認の場」としてもご活用ください。

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