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医師が教える「高血圧」を防ぐために取り入れたい生活習慣 定期的な○○が効果的?

 更新日:2023/12/01

「高血圧は万病の元である」と言われていますが、日常の小さな努力の積み重ねで予防することも可能です。今回は、高血圧を予防するための生活習慣について「松井クリニック」の松井先生に解説していただきました。

松井 さおり

監修医師
松井 さおり(松井クリニック)

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島根医科大学(現・島根大学医学部)卒業。いくつかの病院の循環器科で勤務した後の2011年、静岡県浜松市に「松井クリニック」を開院。「地域の人々のホームドクターとして、健康増進に貢献する」をモットーに掲げている。日本内科学会認定専門医、日本循環器学会認定循環器専門医、日本医師会認定産業医。

編集部編集部

日常的に高血圧を予防するためにはどうすればいいでしょうか?

松井 さおり先生松井先生

最も気をつけてほしいことが「肥満」です。肥満の人は、食事の際に過食気味で、塩分も過剰に摂取しています。また、肥満になると脂肪細胞から様々な物質が分泌され、それが自律神経やホルモンの働きを乱してしまいます。それによって塩分が必要以上に血管に止まるようになり、高血圧を招いてしまうのです。

編集部編集部

肥満以外には、どのようなことに気をつければいいでしょうか?

松井 さおり先生松井先生

運動不足や過度な長時間労働、睡眠不足なども高血圧を引き起こす可能性があります。また、ストレスがあると交感神経が過剰に優位になり、血管が収縮して血圧が上がります。この状態が続くと慢性的に高血圧になりますから、ストレスをためないことも大切です。

編集部編集部

あらためて、高血圧についてどのように向き合えばいいのか教えてください。

松井 さおり先生松井先生

高血圧にならないためにも、ぜひ家庭で血圧を測る習慣をつけましょう。とはいえ、毎日測るのは難しいと思うので、例えば「毎月1日に測定する」など、決まった日に測定するよう習慣化するのがベターです。測定する際は、朝起きて1時間以内、トイレを済ませてから食前におこないましょう。体調などによって血圧の値は変動するので、多少の増減は気にしなくても大丈夫ですが、上の値が140、下の値が90を超えたら要注意です。この数値を超えるようなら、3日程度連続で測ってみてください。そして、平均値が先ほどの数値を超えるようなら、かかりつけの医師に相談してみましょう。高血圧は知らないうちに進行し、健康を蝕むので、早めに兆候を見つけて対策を講じましょう。

編集部まとめ

定期的に血圧を測って、できるだけ早めに高血圧の対策をするのが重要とのことでした。ライフスタイルから見直して、高血圧になりにくい習慣を身につけるのがよさそうですね。

この記事の監修医師

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