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医師が教える「冷え性」対策! おすすめの食べ物や日常で取り入れたい工夫を紹介

 更新日:2023/12/01

「冷えは万病の元」とも言われているので、しっかりと対策をして健康に過ごしたいですよね。今回は、日常生活で実践したい冷え性対策について「すみれが丘そよかぜクリニック」の芹澤先生に解説していただきました。

芹澤 敬子

監修医師
芹澤 敬子(すみれが丘そよかぜクリニック)

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富山医科薬科大学(現・富山大学)医学部医学科卒業。その後、国立病院機構静岡医療センター内科、東邦大学医療センター大森病院東洋医学科、神奈川県立がんセンター東洋医学科などで経験を積む。2019年11月、神奈川県横浜市に位置する「すみれが丘そよかぜクリニック」の院長就任。患者一人ひとりの気持ちに寄り添い、希望に沿った診療を心がける。日本東洋医学会漢方専門医。

編集部編集部

日常で取り入れられる冷え性を改善する方法はありますか?

芹澤 敬子先生芹澤先生

「体を冷やさないこと」が最も大事です。冬だけでなく、夏でもクーラーの風などで当たって冷え性になることもあるので、薄手のものを羽織るなどして直接風に当たらないようにしましょう。また、お風呂の際にシャワーだけで済ませず、湯船にしっかり浸かるのも体を温めるのに効果的です。

編集部編集部

ほかにもありますか?

芹澤 敬子先生芹澤先生

「適度な運動習慣を身につけること」も大切です。なぜなら、筋力が少ないと基礎代謝が落ち、熱を生み出すことができなくなってしまうからです。また、筋肉が凝り固まると血流が悪くなり、末端まで血液が届かなくなって冷え性になりやすくなりますから、しっかり運動やストレッチで筋肉をほぐす習慣をつけましょう。

編集部編集部

日常のちょっとしたことでも、冷え性を防ぐことができるのですね。

芹澤 敬子先生芹澤先生

はい。あとは体を温める腹巻きを使うのもおすすめです。また、首元や足首を冷やすと冷え性になるので、ネックウォーマーや長めの靴下などを活用するのも手だと思います。

編集部編集部

冷え性の改善に効果的な食べ物はありますか?

芹澤 敬子先生芹澤先生

冬に採れる野菜、寒い地域で取れる食材、根菜類、発酵食品などを積極的に摂るようにすると、身体が熱を生み出しやすくなるのでおすすめです。あとは、しょうが、にんにく、ねぎ、しそ、こしょうなどの体を温める働きがある香辛料や食材を使うのも、冷え性改善に効果的です。ぜひ、日常的にこうした食材をどんどん使ってみてください。

編集部編集部

冷え性で気をつけた方がいいことがあれば教えてください。

芹澤 敬子先生芹澤先生

冷え性が原因で起きる症状はたくさんあります。例えば、下痢、頭痛、生理痛などが挙げられます。こまめに自分の足首を触ってみて、冷えていないかどうかのセルフチェックをしてみてください。また、「冷え性は女性がなりがち」というイメージもありますが、じつは男性でも冷え性の人は少なくありません。体を冷やさず、温めることを意識した生活を送りましょう。

編集部まとめ

冷え性は健康上の様々なトラブルを引き起こします。まずは食べものや飲みもの、衣類、生活環境、ライフスタイルなどを見直してセルフケアに努めてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修医師

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