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【闘病】27歳で発覚 『子宮筋腫』で全摘出術となるまで 筋腫大きく高難度の手術に…

 公開日:2026/01/10
【体験談】「手術は上手な先生に限る」 子宮筋腫で子宮摘出術を受けて

27歳のとき妊婦健診で子宮筋腫を指摘された看護師のakkoさん(仮称)。長年の経過観察を経て42歳で肥大化し、便秘などの不調が現れます。将来を見据え「確実に治したい」と子宮全摘を希望しますが、病院により方針が異なり葛藤。自ら症例数を調べ、納得できる医師を求めて転院を決意します。癒着を伴う難易度の高い手術を乗り越え、健康な日常を取り戻したakkoさんの軌跡を紹介します。

※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2022年7月取材。

akkoさん

体験者プロフィール
akkoさん(仮称)

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1977年生まれ。神奈川県在住。職業は医療従事者。子宮筋腫となり、手術も経験。そのほかメニエール病の闘病経験もあり。

鈴木 幸雄

記事監修医師
鈴木 幸雄(産婦人科専門医・婦人科腫瘍専門医)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。

きっかけは妊婦健診

きっかけは妊婦健診

編集部編集部

どういったきっかけで病気を知ったのですか?

akkoさんakkoさん

27歳で妊娠した際、妊婦健診で子宮筋腫を指摘されました。位置的に問題はなく、大きさも約2cmということで、経過観察となりました。無事に出産を終え、その後の検診で筋腫は消失していると言われたので、そこからは30歳を過ぎるまで数年間放置していました。その間、特に不調などは感じていなかったのですが、35歳の時に婦人科系の検診を受け、子宮筋腫が5cm程度にまで大きくなっていることを指摘されました。

編集部編集部

子宮筋腫とはどんな病気なのでしょうか?

akkoさんakkoさん

子宮筋腫は子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、2~3人に1人は子宮筋腫があるというくらい実は一般的なようです。

編集部編集部

そこからの経過はどうなっていったのですか?

akkoさんakkoさん

その時も経過観察と言われたので、私自身あまり問題視しておらず、2〜3年に一度、検診を受ける程度でした。検診のたびに筋腫が少しずつ大きくなっていることは確認していましたが、治療を強く勧められることはありませんでした。42歳の時に便秘が気になりはじめ、子宮筋腫の影響かと思い、かかりつけ医に相談したところ「どちらでも良いが、気になるようなら治療しましょう」と言われ、真剣に治療を検討しはじめました。

編集部編集部

「どちらでも良い」とは?

akkoさんakkoさん

筋腫がかなり大きくなっているので、もし子宮筋腫茎捻転などを起こしてしまった場合は、激痛で緊急手術になると思うが、必ずしもそうなるわけではないので、積極的に手術を選択しなくても良いということでした。

編集部編集部

治療について、どのような説明を受けましたか?

akkoさんakkoさん

医師からは「子宮を温存して薬物治療を行っていくか、子宮を温存する必要がないなら摘出手術の方が確実」と言われました。私自身も看護師で、ある程度の知識はありましたが、経験者に相談したり自分でいろいろ調べたり、かかりつけ医に相談したりしながらどうするか考えました。

編集部編集部

どのような治療を選択したのですか?

akkoさんakkoさん

今後の妊娠は考えていないこと、筋腫のサイズと数、そして、仕事も家庭も今後さらに忙しくなるであろうことなどから、手術をして子宮を摘出するのが妥当だと判断しました。子宮を温存すると継続的に通院する必要があるとのことだったので。

編集部編集部

その時の心境を教えてください。

akkoさんakkoさん

「手術は嫌だけれど、やるなら確実に治療したい」と思いました。出産経験や仕事柄から、摘出に対する抵抗はありませんでした。

自分が納得できる治療を求めて

初診日に7回の内診

編集部編集部

実際の治療はどのように進めましたか?

akkoさんakkoさん

帝王切開歴があったので、かかりつけ医の助言に従い県内の総合病院を受診しました。初診の時に、継続的な通院治療は難しいため摘出希望であることを伝えましたが、そこでは子宮温存療法を勧められました。

編集部編集部

意見がわかれましたね。

akkoさんakkoさん

はい。私としてははっきりと「摘出術をしたい」という希望もあったため、結局、新たなオピニオンを求めることにしました。子宮摘出術についても徹底的に調べ、手がけている手術の術式や今までの症例数などを病院のホームページで確認し、都内の総合病院を受診しました。かかりつけ医に事情を説明し、紹介状を再度書いてもらいました。

編集部編集部

なるほど。もう一度病院を変更されたのですね。

akkoさんakkoさん

はい。診察や検査の結果、そこでは手術が妥当と診断されました。その病院では、内診の際も「筋腫が大きく、入り口も歪んでいて難易度が高い」と難しいポイントをきちんと説明してくれました。私としては安心できそうだと感じたので、気持ちよくお任せすることができました。その後順調に通院、入院、手術と進み、術後の経過も良好で、1ヶ月、3ヶ月、1年のフォローを経て治療終了となりました。

編集部編集部

手術について、もう少し聞かせてください。

akkoさんakkoさん

手術前日に入院し、当日は、自分で歩いて手術室に入りました。酸素マスクをつけて点滴ルートを取った後に麻酔をしたのですが、そこからの記憶はなく、気づいたら手術後でした。手術は筋腫が癒着していて大変だったらしく、麻酔時間を入れるとトータルで5時間以上かかりました。

編集部編集部

術後の痛みはどうでしたか?

akkoさんakkoさん

痛みはありましたが、もともと酷い片頭痛持ちで痛みには強いようでした。手術翌日にはウロウロ歩き回っていたので、看護師さんにビックリされました。術後に痛み止めの点滴も使いましたが、呼吸抑制感が強く出たので使ったのは一度だけで、あとは坐薬のみで対応しました。

≪↓ 後編へ続く ↓≫

※この記事はメディカルドックにて《【闘病】子宮筋腫で子宮全摘出術に至るまで ~納得いく治療を受けるために~》と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。

 
(後編)【闘病】治療技術はもちろんのこと細やかな配慮にも感激

この記事の監修医師