歯周病予防のカギは「生活リズム」お口のトラブルを招くNGな習慣とは?【医師解説】

歯周病は、日本人が歯を失う原因の第1位で「30代以上になると約8割がかかる」というデータもあります。その歯周病を予防するためには、毎日のケアや生活習慣を見直すことが重要です。今回は、歯科医に学ぶ、健康な歯のための習慣づくりについて、「ブランデンタルクリニック」の溝口先生にお聞きしました。

監修歯科医師:
溝口 久勝(ブランデンタルクリニック)
編集部
歯周病予防のために気をつけたい生活習慣を教えてください。
溝口先生
歯周病予防において最も重要なのは「規則正しい生活リズム」で、とくに睡眠と食事が非常に重要です。歯や歯周組織には修復の時間が必要ですが、不規則な食事や口内が汚れた状態が長く続くと、この修復の機会を奪ってしまいます。また、睡眠不足や疲労による免疫力の低下も、歯周病の進行や悪化につながってしまいます。以上のことは歯周病予防に限らず、全身の健康維持や体全体の免疫力を保つうえでも非常に重要です。
編集部
歯周病を予防するために控えたい習慣はありますか?
溝口先生
「タバコ」は要注意です。タバコには、ニコチンをはじめとする数百種類もの有害物質が含まれており、喫煙によってこれらがお口の中に直接触れると、細胞を傷つけることが知られています。そのため、たとえニコチンが含まれない製品でも、口腔環境を悪化させる要因となるため注意が必要です。さらに、ニコチンを含む製品は末梢の血管を収縮させるため、血行が悪くなって組織の再生力を妨げてしまいます。また、過度な飲酒も血行を悪くする要因となるため、適量を心がけることが大切です。
編集部
そのほかに、歯周病予防において意識したい生活習慣はありますか?
溝口先生
歯周病予防において、ストレス管理も重要です。ストレスがたまると免疫機能が低下するほか、唾液の分泌量が極端に減少したり、唾液が酸性に傾いたりして歯周病のリスクを高める要因になります。そのため、適度なリラックスタイムを設けるなど、ストレス解消法を持つことも大切です。
※この記事はメディカルドックにて<歯科医が教える「歯周病を予防するセルフケア術」 健康な歯を保つための習慣づくりを解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




