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「入れ歯」と「インプラント」で迷っている人必見 選び方のポイントを歯科医が解説

 公開日:2024/11/05
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インプラントは入れ歯と比較しても費用がかかります。どちらを選ぶかは、使用感、費用、手術への怖さなどを天秤にかけることになりそうです。選び方のポイントを歯科医の入江先生に教えてもらいました。

入江 陽一

監修歯科医師
入江 陽一(入江歯科クリニック)

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神奈川歯科大学卒業。1998年、神奈川県横浜市に「入江歯科クリニック」を開院、後に医療法人陽高会として法人化。治療のゴールを「治療後もしっかり噛めること」とし、一人ひとりのお口の状況に合わせたオンリーワン治療を徹底している。インディアナ大学医学部解剖学顎顔面頭蓋部臨床解剖認定医、国際口腔インプラント学会DGZI認定医、日本顎咬合学会認定医。

編集部編集部

インプラントか入れ歯か迷った場合に、選び方のポイントがあれば教えてください。

入江 陽一先生入江先生

費用面がクリアできるのであれば、見た目も噛み心地も自分の歯があったときと同じ状態に回復できるインプラントを基本的にはおすすめします。とはいえ、インプラントは外科手術が必要なことから「怖い」「できればやりたくない」と考える人もいらっしゃいます。その場合は、一度入れ歯を入れてみて、それからインプラントを検討してみるのも方法の1つでしょう。

編集部編集部

先に入れ歯を入れて、その後にインプラントに変えることもできるのですか?

入江 陽一先生入江先生

はい。先に入れ歯を使ってみて、それで不自由でなければそのまま入れ歯でもいいし、やはり入れ歯は「無理」「しんどい」となったらインプラントにチェンジすることも可能です。入れ歯からインプラントへと回り道をする分、時間はかかってしまいますが、心理的には納得感が得られやすいでしょう。また、若い患者さんの中にはインプラントにしたくても費用面がネックとなって「今は入れられない」というケースも少なくありません。このように「今は無理だけど将来的にはインプラントにしたい」という場合に、とりあえず入れ歯を入れておく場合もあります。

編集部編集部

入れ歯もインプラントも初めての場合は、先に入れ歯を試してみるのも良さそうです。

入江 陽一先生入江先生

そういう考え方もあっていいと思います。歯科医の視点ではインプラントをおすすめしたいところですが、それよりもまずは患者さんの意見やメンタル面を考慮して選択の幅を広げることが重要だと考えます。インプラントと入れ歯で迷った場合は、どの辺りで迷っているのかを担当医に伝えて、自分に合った治療の進め方を相談してみましょう。

※この記事はMedical DOCにて【インプラントと入れ歯はどう違う? それぞれのメリット・デメリットを徹底比較】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修歯科医師