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歯科医が教える「静脈内鎮静法」をする前に知るべき注意点 安全に治療を受けるためのポイントとは

 更新日:2024/03/25
静脈内鎮静法 事前に知りたい注意点

「静脈内鎮静法」をする前に知るべき注意点はご存じですか? 今回は、安全に治療を受けるためのポイントについて、「こうみ歯科クリニックEAST」の河見先生に解説していただきました。

※この記事はMedical DOCにて【歯科治療の「静脈内鎮静法」のリスクやメリット・デメリットを歯科医が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

河見 有恵

監修歯科医師
河見 有恵(こうみ歯科クリニックEAST)

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大阪歯科大学卒業。大阪大学歯科麻酔学講座入局。その後、大学病院や一般歯科医院で勤務。2018年、大阪府大阪市に「こうみ歯科クリニックEAST」を開院。歯科治療に対する不安や恐怖心が強い患者に対して無痛治療(ストレスフリー治療)を提供している。日本歯科麻酔学会認定医。日本障害者歯科学会、日本アンチエイジング歯科学会の各会員。

編集部編集部

歯科で静脈内鎮静法をおこなう当日、注意したいことは何でしょうか?

河見 有恵先生河見先生

施術当日は、治療5時間ほど前から食事を控えていただきます。お茶やお水は飲んでも大丈夫なので、水分補給はしっかりおこなってください。また、施術後は車やバイク、自転車の運転はできません。そのため、来院される際はタクシーや公共交通機関を使用するか、誰かに送迎をお願いするかのいずれかになります。

編集部編集部

施術後しばらくは「ふらつき」や「酔っぱらった感覚」が残るとのことですが、そうすると当日は誰かに付き添ってもらった方がいいのでしょうか?

河見 有恵先生河見先生

静脈内鎮静法をはじめて受ける場合は、その方が安心でしょう。治療後は必ず歩行の状態やご気分などを確認して帰宅していただきますが、もし心配であればご家族やご友人などに付き添いをお願いしてもいいと思います。

編集部編集部

仕事や学校、運動などはいつも通りでも問題ないのでしょうか?

河見 有恵先生河見先生

治療後どのくらいで通常の感覚に戻るかは個人差も大きいため、一概に「あれはダメ」「これはOK」とするのは難しいところですね。ただし、できれば無理なスケジュールは入れない方がいいでしょう。とくに、重要な判断が必要になる仕事や契約などは控えるようにしてください。

編集部編集部

あらためて、どのように静脈内鎮静法と向き合うべきでしょうか?

河見 有恵先生河見先生

どんな治療にも大なり小なりリスクはあるので、静脈内鎮静法を受ける際は必ず担当医に注意点などをしっかり確認しておきましょう。また、安全に治療を受けるためには歯科医院選びも重要です。その際は「必要な設備が整っていること」や「歯科麻酔に精通した専門医・認定医がいること」などを目安にしてください。

この記事の監修歯科医師

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